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大和三大観音あじさゐ回廊を巡る

毎年、5月末から7月初旬にかけて、奈良県札所である長谷寺・岡寺・壷阪寺の三ヵ寺にて紫陽花巡り企画「あぢさゐ回廊」が開催されています。

それぞれの寺で荘厳された紫陽花が出迎えてくれます。


長谷寺

桜井市にある長谷寺では、境内のいたるところで紫陽花が咲いています。
また、ところどころで紫陽花の鉢が飾られており、特に仁王門から登廊のあがった先にある嵐の坂では、荘厳な紫陽花ロードを見ることができます。
なお、嵐の坂では、ただ眺めるだけでなく、鉢の間を縫ってジグザグに歩くこともできます。

岡寺

明日香村にある岡寺の手水舎は、フォトジェニックな「華手水舎」として知られており、紫陽花と天竺牡丹で埋め尽くされています。
また奥之院参道では、紫陽花の鉢が敷き詰められています。道中では、いたるところに地蔵菩薩がいて、紫陽花の花と競演しています。鮮やかな紫陽花に囲まれていてとても幸せそうですね。

壺阪寺

高取町にある壷阪寺には、天竺から渡来した大きな石像がいくつもあり、その中で高さ15mの「壷阪大仏」と呼ばれる大釈迦如来石像はとくに有名です。あじさゐ回廊の開催に合わせて、その壺阪大仏の周りをカラフルな紫陽花で飾り、「紫陽花大仏」として彩色されます。
春は桜で覆われ、とてもきれいです。


時間があれば、三ヵ所とも巡ってほしいところですが、「どこか一つ」と言われれば、個人的には長谷寺がおすすめです。
そして、平日または朝の早い時間に行くと観光客が少なめでお勧めです。

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