見出し画像

単焦点レンズ135mmで奈良公園を切り取る

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Artを購入して半年が経過したので、作品を振り返りたいと思います。

本当は、NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaが欲しかったのですが、ニコンダイレクトだと40万円近く。その他、量販店でも35万円前後と高額。「それだけ支払うならNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの方が便利だしいいよなぁ!」と思い、購入したのがシグマのレンズです。なお、すでに生産終了製品だったため、中古で購入しました。(8万円ほど)


購入したのは桜のシーズン。
落ち葉に光が当たり、きれいな前ボケですが、レモン型となっています。
Plenaだと自然な丸ボケになるらしいので、この辺りは価格差がでるところですかね。

基本的に絞り開放(F1.8)で撮影していますが、画面周辺までしっかり解像し、シャープな仕上がりとなっています。

明るいレンズなので、割と暗いところでも撮影しやすいです。
この写真は、ボケがあまりレモン型になっていません。

太陽光が画角に入ってもスーパーマルチレイヤーコートにより、フレア・ゴーストが抑えられています。
普段はカリッとしますが、逆光だとややフワッとします。撮り方の問題ですかね?

鹿の夏毛がきっちりと描写されており、圧倒的な解像力を見ることができます。

70-200mmF2.8では、表現できないボケ味も魅力的。被写体が際立ちます。
奥行きのある場所での撮影がいいですね。


購入してから、ほぼ絞り開放でしか撮影していません。
しかし、絞り開放だと被写界深度は浅いので、被写体が激しく動くと、ピントがズレることもあります。

AFは、NIKKORレンズと比べて「悪くない」という感じ。爆速ではないですが、常識的な範囲です。
価格は、純正の35〜40万円と比較すると(新品で)12〜15万円と半額以下でかなり抑えられています。にも関わらず表現力は高いので、コスパの高い優秀なレンズといえると思います。

ただ…重いです。
Z8とL字プレート、FTZとレンズで、約2.3kgほど。これを持ち歩くのはつらい。。。Plenaだともう少し軽くなりますが、それでも2kg近くはあるので、135mmの単焦点レンズだとこんなものなんでしょうね。

もともとTAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2をメインに使用していましたが、単焦点レンズ135mmが欲しかったのはF1.8に惹かれたから。
ただ、これまで35mmや50mmの単焦点レンズはほぼ使用していなかったので、このレンズも「あまり使わないかも」という懸念があり、なかなか購入に踏み切れませんでした。
が…気が付けばメインのレンズとなっており、結果的に満足いく買い物となりました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?