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奈良公園の2024年・秋を振り返る

気が付けば、あっという間に師走の時期となり、秋もどこかへ。。。

以前、秋の奈良公園には失われた風景があるという記事を掲載しました。

数年前と比べるとナンキンハゼは大幅に減少したのですが、2024年・秋の奈良公園はどんな風景を楽しめたのか、振り返りたいと思います。

Instagramでは、たまに「何時に撮影しているのか」と聞かれることがあるので、今回は、撮影日・時間もデータとして残してみました。


10月の奈良公園

飛火野

少し気温が下がり始める時期で、吐息も白くなります。
あぁ、秋が始まるかぁと感じる瞬間。

この時期の雨上がりの朝は、きれいな光芒を見ることができます。
ただし、「必ず見ることができる」というものではないので、運です笑

下旬には、ドラマ「鹿男あをによし」で使われたナンキンハゼのふもとには落ち葉が目立つようになります。

浮見堂

片岡梅林のある付近から撮影しました。
かなり上から浮見堂を見下ろす構図になります。
鹿の背景で色づいているのは、桜です。

11月の奈良公園

飛火野

11月に入ると飛火野に残った数少ないナンキンハゼも色づいてきます。

浮見堂

11月になりさらに気温が下がると浮見堂のある鷺池では、蒸気霧を見ることができます。
この時期は、まだモミジが色づいていませんが、下旬にもなると海外からの観光客が早朝から多く撮影のために訪れます。
どうやら、ガイドブックか何かで紹介されているようですね。

大仏池

東大寺の裏にある大仏池。
大きなイチョウの木があり、多くのカメラマンが訪れます。

1本の木の周りに多くのカメラマンがいるため、どの角度から撮影しても対面には別のカメラマンが写ってしまうことが多いです笑

12月の奈良公園

吉城川

12月に入ると川沿いにならぶモミジが見ごろを迎えます。
吉城川は小さいので、この時期はあっという間にカメラマンで覆いつくされてしまいます。

吉城川には小さな滝がいくつかあり、撮影場所によって雰囲気も大きく異なります。
川といっても流れが緩やかなので、風がなければ、水面に鹿やモミジが映り込みます。

紅葉の時期も終盤に差し掛かるとちょっとした風で、モミジが舞います。
実はコレ…
風の影響で、木から葉っぱが落ちてくるのではなく、川沿いのモミジの木の下にすでにある落ち葉が舞っているのです笑
川の方が低い位置にあるので、木から落ちてきているように見えますね。

水谷茶屋

奈良公園で、紅葉が一番遅い場所ではないでしょうか。
ここも海外からの観光客が多いスポットです。
ここでの撮影は、茶屋がオープンしてからの方がいいのだと思いますが、人も多くなってしまうので、難しいところです。


以前は10月末から楽しめたナンキンハゼがなくなってしまったものの、まだまだステキな紅葉を堪能できる奈良公園です。

今年は、例年より1週間程度、色づきが遅かったと思います。

もっと一瞬で終わってしまうと思っていたのですが、終わりも1週間遅くなり、ちゃんと楽しめました。

また来年も楽しみたいと思います。


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