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23秋舞鶴レポ2

 つづきです。

どこへいくか

 大した予定も立てずに迎えた10/1の朝。イベント2日目は何処へ向かおうか…漠然と何も考えずにTwitterを見ると、既に赤れんがでは待機列が伸びているというツイートが。舞鶴へは向かわず、とりあえず丹後由良を目指すことにしました。

コラボよりも大事なものがここにはある

 由良神社と由良川と軽巡由良が繋がりをもつのは別に不思議な事ではありませんが、一日乗車券や車体ラッピングまでされる程までになるとは思わなかったでしょう。ましてやハクレイ酒造さんからコラボ日本酒が複数回にわたって登場するとは、です。
 由良川を渡って丹後由良に着くとやはりまとまった降車があります。同好の士が行き着く思考は概ね同じで、ハクレイ酒造に向かう人も少なくありません。ハクレイ酒造コラボ酒はひやおろし3本セットと物量があるので配備された由良&夕雲を眺めるだけにして駅に戻ります。瓶の酒をずっと持っているのは行動の自由度を下げることにもなります。

由良神社より海側を望む


 この後由良神社に向かう際に知り合いの方のクルマに乗せて頂きました。ありがとうございました。由良神社には何度か訪れていますが、社務所公開と重なるのは今回が初めてで、貴重な資料を至近距離で見ることが出来ました。少し前に天橋立の丹後郷土資料館で見た時にも思ったことですが、由良神社と軽巡由良の関係を証明する資料が見つかったのはここ3年近くとごく最近の話なんだそうです。こちらで交通安全の御守りをいただいて、これからの旅程の安定感を高めていきます。色々な偶然が重なり、丹後由良での滞在は素晴らしい時間となりました。もっとゆっくりしても良かったのかもしれませんが、この後に横須賀からやってくる猛者を待ち受ける為に一旦舞鶴へ向かいます。

狂おう

 西舞鶴で乗り継ぐ列車は30分以上後で、たった一駅7分乗るだけなのに待ち時間が長く感じます。せっかくのイベント開催時にゆったりしているなんて…と策を巡らせた結果、1Fのインフォメーションを訪ねます。目的はお酒でも2枚目のかまぼこ板でもありません。レンタサイクルを活用してとれとれセンターの山汐丸を見に行きます。この時点でブラウザ版に山汐丸が未着任なので願掛けを兼ねて向かいます。自分から動くと運もついてくるかもしれませんから。
 今思い返すととても30分でやる事ではありませんが、1便落として次の普通になったら昨日と同じようにサカナテラスでも行けばよいだけなので、狂いの中にもリカバリ案はあります。もちろん酒が飲めないデメリットは把握しています。

道の駅に置いてある


 とれとれセンターに山汐丸が居ることを確認して戻ってくるためだけのレンタサイクルを返却した時の窓口の方のちょっと驚いた顔は印象に残っています。混雑とはまた違う不審さが新鮮だったと思います。結果として10日後にブラウザ版で山汐丸をお迎えできるようになるまでE3で血の滲む周回を繰り返しました。

明暗

 赤れんがへ向かうとコラボフードに長蛇の列が伸びていたので呉焼きを食べるために北吸桟橋へ向かいます。どの場所に何が出店しているか昨日の時点で把握しているからこそのムーブです。北吸桟橋はイベントの為に来る人と来たら偶々イベントだった人が半々くらいで、比較的穏やかな状況でした。列に並ぶより移動していたい側の人間も偶には座ってメシを食う時が必要です。
 一方で横須賀から来た猛者は「公式からの供給が有って元気な人」と「公式からの供給が無くて調子が悪い人」に二分されてしまいました。公式の供給が当たり判定に入るかどうかは当日になるまでわかりません。元気な人は横須賀で自引きした戦利品の色紙を見せつけて来たのですが調子の悪い人は「ちょっとマジでアレだから水買ってきて…」と完全にダウンする有様。ついさっきまでスタンプラリー回る計画を立てていたとは思えないぐらい衰弱していました。こんな体調の人間を北吸浄水場の急坂に挑ませられないので、赤れんがの休憩スペースに放置して元気な方をスタンプラリー案内に連れ出すことにしました。

2周目

 一度通ったことがある道しか通らないスタンプラリーでも、混雑に巻き込まれないように立ち回るのは難しいものです。ピークを外すことを軸に動き回った結果として、朝に丹後由良でお会いした方と何回もエンカしました。お互いに最適な戦略をとるとルートが似通うことがあります。リ氏とは違います。
 強風により着水した冬月が救助されるのを見たり、ライブ会場輸送のバスの群れを眺めたりしながら各所を回りラリー2周目を通し切りました。東郷邸や北吸浄水場付近に違法路上駐車がチラホラいた事はイベ終了後に話題になってましたが、ここまで大きなジャンルでは全員に性善説を適用するのは無理があろうかと思われます。迷惑な行動をする人間に対処する時間もイベント中は惜しい為、参加する側からは手が出しにくいのです。

臨時便

 艦娘音頭という不思議な宗教活動をチラ見した後、10/1ということで舞鶴の天一でこってりをキメました。ただしラーメンを待ってる間に19:16発の臨時列車に対して特殊な表示やアナウンスがあるという情報を掴んだため、久しぶりの天一をゆっくりと味わうどころか完食RTAに挑戦することになりました。混雑する日の回転率の向上に寄与出来たので良かったことにしましょう。

舞鶴らしいメシより天一のラーメンを選ぶ

 早歩きで東舞鶴駅に着くと案内版に「鉄路機動」や「臨普提督」などの不思議な表示にカメラを向ける人達がたくさん。前の呉イベの臨時快速に続いての特殊な列車を出してくれるのはありがたいことです。臨時便だけでなく次の列車も2→4両に増結されていて、昨日のような異常な混雑が無くなっています。更に32駆による駅アナウンスもあり、最後まで供給たっぷりの内容でした。JR以外の手段で帰ったり早々と東舞鶴の宿に入ると気づかないかもしれません。なお、臨時列車設定の為に舞鶴行き特急の綾部発車が3分繰り下がっていました。
 混雑と無縁で帰れるのはありがたいことですが、昨日も同じ便を設定してくれていたら良かったなあと思う所はありました。定期特急列車を待たせるという歪みは出ますが、せめて4両に増結があれば… 必ずしも混雑が予想通りに変動してくれないので難しいでしょうが。

シカ

 臨時便で綾部に着き特急で京都に出て各自帰りゆく、というイベント終了後の感覚に浸りうたた寝の中で強めの減速度を感じて目が覚めます。山間部夜間での急ブレーキといえば、考えたくないですがアイツの仕業に違いありません。少しの後にアナウンスがあり、シカとの衝突だと説明が入りました。前日夜も小浜線で同様の事象で+20分程ついていたので諦めかけましたが、運良く5分ほどで運転再開しました。朝に授かった由良神社の交通安全御守に深く感謝します。園部から京都までは遅れを回復するかのようなキレのある走りもあって2分の遅れで済みました。今思えば亀岡〜二条の12分は時刻変更なしで嵯峨嵐山に追加停車する便もあるので、その余裕が見事なリカバリを手助けしたのかもしれません。旅を最後まで飽きさせないようシカさんが身を張ってくれましたが、もう少し大人しくして頂けると幸いです。

コラボは続くよどこまでも

 この記事は半年前の内容を書き上げたレポですが、なんと3月現在も舞鶴ではコラボが続いております。ハクレイ酒造さんのお酒も第二弾が登場し、先程の「公式供給が無くて悲しみのあまり体調を崩した人」が息を吹き返すことになります。

 なんなら明日から新しいものが出るそうです。再開幕というかもはや野球は次シーズンに入ってますよ??

 丹鉄の「新車」8500も営業を開始した舞鶴エリアに足を運んでみてはいかがでしょうか?

 丹後由良のハクレイ酒造さんも3/20は営業しているそうです。お近くの方は是非どうぞ!

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