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あの頃の自分に代わってごめんなさい

子供の頃を思い返してみるととんでもない遊びを沢山していたものだ
今思うとゾッとする

よそのお家の塀から道へ木の実のついた枝が飛び出していたので捥いで食べた
思ったよりも美味しかったのでもう少し食べたくなった
「手が届くところまでは外だ(?)」からセーフだろうと友人と勝手なルール変更をして物凄く手を伸ばしてもう一つずつ頂いてしまった

友人と意見が一致する安心感

何にもセーフじゃないんだわ
あの頃の自分に代わってごめんなさい

申し訳ないし恥ずかしいことよ

ちなみに食べてしまったのは「カジイチゴ」という野苺だったみたい

本当にお馬鹿だよ

道路に面した公園のスロープでローラーブレードをして転んだり
車道には出なかったから良かったものの危ない

転んだ痛みはものすごかったので二度とそこでは遊ばなかったけどね

痛い思いをしてやっと学ぶ

階段を12、13段上からジャンプしてみたり・・・


何でそんなことするの?


と大人になってしまった私には理解不能

とにかく危ないしそもそも何が楽しいのだというようなことばかりしていた

好奇心旺盛でかなり危なっかしい


小学校3、4年生の頃私と友人のブームは木登りだった
背もそれなりに伸びて力もついた
少し前までできなかった木登りできるようになったことがとても嬉しかった
短い休み時間チャイムを聞き急いで校庭の端っこにあるお気に入りの木へ向かう

登りやすく上の方でちょこんと2人で座れる木
辺りを見渡すのが楽しかった

からへ移るということも流行った

木登りブームはしばらく続いたのだが

ある雨上がりの日に事件は起きた


いつものようにに登りふと友人の足に目をやると丸々と太ったナメクジがくっついていた

しかも2匹である

仲良く2匹で並んでいた

衝撃的な友人の姿に私はその場で固まる

「◯◯ちゃん・・・あ、足に・・・」


虫が大嫌いな友人はナメクジを見て叫ぶ


どうしていいかわからず私たちは震えていた

ナメクジ

近くにいたクラスメイトの男の子に払ってもらいました

よかったね

すごく怖くてそこからあまり木には登らなくなったと記憶しています


うあ

おバカなので木だけではなく登れそうなところにはやたらと登っていました

近所にあった大きなコンテナのようなものによじ登ったことを覚えている

「裏側に気になるものがあるから確かめに登ってみてみよう」ということになった

コンテナの裏というか間かな
そこには使い古された居酒屋なんかの巨大な看板などが捨てられていました

外には冒険心をくすぐるものが沢山溢れていた


基本的にビビりなので自分は危ないことや悪いことはしていないと思っていたけど
それなりに色々やってしまっていたのだなと思いました

そもそも怖いって感覚がずれていたからできてしまったことなんだけど


子供って何をするかわからない


純粋で可愛いけどなかなか恐ろしい生き物だわ


愚かで愛おしい


毎日の小さな出来事の中には学びがたくさん

何でもないような日々がとても刺激的だったな

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