やりたいと親に言えばよかった
なぜ自分に自信がないのか
何かをやり切ったり胸を張って続けましたと言えることがないからかもしれない
そして自分の興味があることをやってこなかった
幼稚園の頃からピアノ教室に通ってはいたが極めることはなく
中学生に上がる頃にやめてしまった
祖母にはチクチク言われたなー
そもそもピアノに興味があったわけではない
周りが習うし女の子らしいからという理由で母親が入れた
私はなんとなく通っていた
初めの頃は6〜8人程の生徒がいるグループ教室だった
それなりに楽しかったと思う
しかし夏休みなどで県外にある母の田舎へ帰ることが多かったため
私だけ授業に遅れることがあった
みんなが左手のパートを練習しているのに私だけ右手だった
集団の中で自分だけが違うことをする
自分だけ取り残されていて嫌だなと思ったのを覚えている
母と先生は相談してそこからは個人の教室へ移った
個人教室は先生も優しくて誰と比べるでもない環境がとても気楽だった
その先生は結婚を機にやめてしまった
そして新しい先生に戸惑いモチベーションが保てなくなり私もやめた
ピアノを楽しく習っていたころ教室に貼ってあったフルートのポスターに
私は興味を持った
やってみたい
よくわからないけど何だかかっこいいからという理由だったと思う
母に言うと先生に相談してくれた
しかしフルートは向き不向きが結構ある
吹けずに音が出ない子もいると言われた
「じゃあだめかな」
と言う話になってしまった
どうしても挑戦したい
やってみたいんだ
と言えるほどの熱意もなかったので諦めてしまった
私は幼い頃から絵を描くのが好きだった
大人や友達が褒めてくれるのが嬉しかったし
絵本やおままごと他にも好きなことはあったが何よりも絵を描く時間が好きだった
小学生の頃お絵描き教室というものがあることを知った
しかしどういうことをするのかあまり想像できなかった
友達の母親に「ミモザちゃんは絵が上手だからお絵描き教室に行けばいいのに」と言われたことがある
すると友達が「ミモザちゃんはオリジナルの絵が描きたいんだよ」
と返した
(なんのことでしょうか)
その友達は私が描いたクマのようなポケモンのプリンのようなキャラクターの絵を何年もリビングに飾ってくれていた
私はお絵描き教室が一体なんなのかよくわからなかった
でも私が行くような場所ではないらしい
とそのとき感じてしまった
どうやら私はオリジナルの絵を描く女らしいのでね
だが今思うとお絵描き教室に入れてあげたい
興味はかなりあったはず
もっと教室について質問すればよかった
きっと楽しかったんじゃないかなと思う
そして上手になったかもしれないし
同じような仲間に囲まれていい刺激をもらえたかもしれない
興味があることはでかい
その後の進学なんかも親に否定的なことを言われると強く返せなかった
というかそこまでの熱意がなかったのが原因なんだけど
結果合わない環境にいってしまったと思う
あのときこうしてくれれば!なんて恨むようなこと言ってしまうけど
きっと伝えればわかってくれたと思う
結局選択したのは自分
自分が悪い
もっとやりたいと伝えればよかったと思うことがたくさんあるよ
どんな道も無駄ではなかったと思うけどやらなかったことはモヤモヤと残る
だからこれからはなるべく興味のあることはやっていきたいなと思います
いっぱい伝えていかないとね