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神様や見えない存在にとっての「名前」とは
名はどのような意味を持つか。
この前、アマテラスさんの名前をアンジェラスって聞き間違えたので思ったのだけど。
案外そのまんまアンジェラスって呼んでもいいよって言ってもらえたし…神様や見えない存在って『名前』って概念をどう思ってるのかな?
『ふーむ、そうじゃのう。
名前という概念は人間の構築した社会で生きていくために必要なものとも言ってよいだろう。
肉体を持たず存在しているだけならば、名というものはあまり必要ないでな。』
え!必要ないの?
『まぁ、肉体があっても自分の役割を全うするだけなら名は必要ないのう。
野を生きる生命たちは名なんぞ持ってないじゃろ?』
確かに…名前はあるけど。
それは人がそのものを認識するための名前で、個としての名前って持ってなくても生命として命を全うしてるね。
『じゃろ?
名前というものは、どちらかと言えば人間の為に人間が生み出したものと思ってもいいかもしれんな。』
あー。
人間がその存在を個として認識するために必要としているって感じかな?
『うむ。
その感覚じゃな。
わしらの名も人にこういう存在がいたと伝えやすいようにつけられたという側面もある。』
私たちも今の人生で使う名前って感じだものね。
生まれ変わる度に名前は違うものになっているだろうし。
『名前というものをどのように捉えるかで、名前の持つ影響力が左右されるじゃろう。
名前に縛られると思っていれば名に縛られ、名には縛られるものではないと思えば、名前の支配からは解放されよう。』
名前に左右されない道を選ぶなら、そういう道を生きる行動をしたりするものね。
名は魂を現すか。
でも、名前がものすごく自分に合っているって人もいれば、そうじゃないって感じる人もいるよね。
『そうじゃのう。
名付けをするものがその存在そのものをまっすぐに感じ、名を付けたならばしっくりくるじゃろうて。』
その人の存在・魂を名前で現したってことだからか!
『うむ!
また、人生に置いて役割が変わるときに自ら名を変えてエネルギーの質を変化させることもある。』
昔は子供と大人で名前が変わったりしていた時代もあったもんなぁ。
『名付けも今よりゆるかったからのう。
付けられた名が気に入らんなら、自分で自分に名前をつけたりな。』
うーん。
伊弉諾のおじいちゃんと話していると名前って本来はものすごく自由なものに感じてきたよ。
『自由じゃとも。
わしらは呼び名なんていっぱいあるし、自分で名を変えたものや名乗り出したものもたくさんいるからの。
名の力を柔軟に使っていたのじゃよ。』
あー!確かに!
神様ってたくさん名前を持ってる!
『うむ。
名は力を与えるものなのだ。
名を与えることで形を成すということもある。
だが、間違えても名は自分の一部であって、自分そのものではない。
お前さんもわしらも名に縛られる存在ではないのだ。』
名は愛を現す
名前って不思議だねぇ。
なーんか面白い概念だなぁ。
『まぁのう。
名前を呼ばれるというのは嬉しいものじゃからの。』
名前は愛情を現すものでもあるもんね。
『その通りじゃ。
名が多いというのは、それだけ多くの人から多くの捉え方をされ、想いを受けた証でもある。』
うんうん。
そう言えば私の守護の黒龍薬研もそうだなぁ。
『あやつはお前さんにもらった名がもはや誇りのようになっておるな。
アマテラスもそうじゃ。
遠くからじっと見とったのをお前さんが気付いて名前を呼んだから嬉しかったんじゃろ。』
名前は間違えちゃったけど(笑)
『前も言ったが、間違いではないぞ。
アマテラスにとってはお前さんが呼んだアンジェラスという名がもう既にお前さんからの親愛の証で、それを受け入れたのはお前さんの親愛をあやつが受け入れたということじゃ。』
なんかこそばゆいなぁ。
『わしもみんなにおじいちゃんと呼ばれるのはなかなかに嬉しいわい。』
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