流れに乗れていますか?抵抗していませんか?
人間VS見えない存在
『はぁ〜…。
どうしたもんかのう。』
伊奘諾のおじいちゃん、どうしたの?
『いや、なぁに。
わしらも人が上手く本流に乗れるようにあれこれと流れに乗せたり、繋いだり、切ったりとしとるんだがな。』
うんうん、人間が気付かない所でおじいちゃん含め、見えない存在はすごく動いているよね。
『まぁのう。
じゃが、肝心のサポートしとる人間の方がわしらの流れに抗うことがあるのじゃ。
全くもって…わしだけでなく、みな頭を抱えておる。』
あぁ…うん。
身に覚えがある分、私も頭を抱えちゃったよ。
『大体に置いて、上手く流れに乗れない時は自分がやる領分をやらず、わしらに任せる所を任せずに自分で何とかしようとしとるだけんじゃ。
特に人間は自分で何でもしようとするからのう。』
多岐に渡って憚る問題
『今やこの問題はほんに大問題じゃ。』
昔の人たちの方がやっぱりこのことに関しては今の人たちよりも上手だった?
『そう言わざるを得んな。
何というか昔はのう、良くも悪くも人が出来ることって少なかったんじゃ。
今日1日を生きるためにやるべき事…その選択肢はいくらも無かった。』
確かにそうだったんだろうなぁ。
原始的な生活をしていたら1日中忙しくって今みたいに時間なんて無いもんね。
『うむ。
また天候や自然そのものに左右されることが多かったからの。
そういう意味ではやる事やって天命を待つ。
また天の動きに合わせて自分たちが動くということが身に染みておったのかもしれん。』
今は人の在り方も目指すものも随分と変わったものね。
『喜ばしい事じゃ。
それと同時にわしらと人との関わりも変わってきておる。
昔のしきたりがいつまでも効力を発揮しとるわけでもないし、わしらも人も今や手探り状態じゃ。』
人と見えない存在の二人三脚だね。
『如何にも。
それを踏まえて言うなら…もう任せるところは任せて欲しいわい。』
(耳が痛い…。)
どんな時に人は抵抗するのか
うーん…じゃあ、どんな時に人って抵抗するの?
『今はお主は何もするなって時かのう。
何もしなくていいに今の人は慣れてないから…絶対に何かしようとするんじゃよね。』
う…!
えーと、他には?
『今、持っている自分の豊かさを人に渡し、豊かさの循環をするとともに変換された豊かさを受け取る時かのう。
みんな、自分から減ってくものだけ注視して嫌がるんじゃよね。』
う…!!
ほ、他に…。
『人の反応が少なくなったり、繋がれる人間が少なくなった時の反抗のしようったら凄まじいわい。
大体に置いて、人間関係の変化はエネルギーの変換、つまり流れが変わる時に起きやすい。
わしらとしては冷静に自分の有り様と行く末を見てほしく思うんじゃが…』
…。
『まぁ、主に今言ったような感じのが流れに抵抗する時に出やすいかの。
ん?どうした?
お前さん、なんかバツが悪そうじゃの(にやにや)』
お、お盆に里帰りしなかったからってここで仕返しとか…おじいちゃん!
性格悪い!!!
『ほっほっほ。』
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リアルな見えない世界の体験を綴ろうと思っています。自分が感じた感覚をそのままに。私の大切にしたい世界が伝わることを願って。見えない世界も大切にしたいと思う方はサポートしてくれると嬉しいです。