NFT+ 概要
昨日に引き続き、気になる DeFi ネタを 1 つ見つけました。
【 NFT × DeFi 】価値が上がり続ける「カチアゲ!シリーズ(NFT+)」を開発!
カチアゲ...(英語表記も "Kachiage!" とのこと)
というネーミングセンスからも、第一印象は「胡散臭そう...」という感じだったのですが、記事を読んでみたら、予想に反してシンプルで興味深いスキームだったので、以下に概要をメモしておきます。
NFT+ は、ざっくり言うと、
cDAI にペグされた NFT
で、
例えば、α NFT アセットを NFT+ にして 11 ドルで販売したとします。
ここに 10 ドル分の cDAI をペグさせ価値を担保し、1 ドルは資金調達として運営に回ります。この 10 ドル分の cDAI は常に利息を生み出すため、仮に年利 5 %で運用された場合、2 年間の保有で購入した金額になります。
という感じで機能する想定のようです。
上記記事でも言及されていますが、確かに、例えばゲームアセットなどの領域でこのスキームを活用すれば、DeFi の世界への参加障壁の低減や、低リスクかつ長期的関係ベースな資金調達などが実現できる可能性があるように思います。
ちなみに、類似スキームとしては、Enjin がやっているような「ERC20 トークンにペグされた ERC1155 トークン」が挙げられるかと思います。
が、Enjin の場合だと、自身が発行する ERC20 トークンである ENJ にペグしているので、インセンティブが整合するステークホルダーが限られてきそうだなあと感じていました。例えば、果たして既存の大手ゲーム会社などが ENJ にペグしてアセットを発行するだろうか?と思ったり。
ということで、個人的にはまだステーブルコインなどにペグした方が ERC1155 のメリットを残しつつも用途を広げられるかなあとふんわり考えていたのですが、NFT+ のように cDAI にペグするとなると、それはそれで用途が膨らみそうです。
うむ。よき材料をもらいました。胡散臭いと思ってごめんよ... 🙏
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