【執筆記事紹介】ひがしそのぎの牧場直営焼肉店を訪ねる
長崎県には、東彼杵郡東彼杵町という地域があります。
読み方は、「ひがしそのぎ」。
実は、長崎自慢のお茶の産地なのです。
九州といえば、福岡・八女茶や佐賀・嬉野茶、鹿児島・知覧茶などが有名ですが、「そのぎ茶」は今までに何度も日本一に輝く、全国有数の生産地です。
とはいえ、地方の小さい町ですから、人口はとても少ないです。
高齢化も進んでいます。
そんな九州の“田舎”であるひがしそのぎは、数年前から全国的にも注目を集めるほどの盛り上がりを見せています。活動的な人が移住・Uターンしてきては、個性的なお店や事業を始めているのです。そうして若者の間で話題になり、休日はドライブで訪れる人がたくさんいます。
ここの地域の特性は、皆が手を取り合い、連携していること。
よく聞く言葉で言うと、点ではなく面で勝負しています。
その「面」を分かりやすく見える化しているのが、
ひがしそのぎの情報サイト【くじらの髭】。
町のひと・こと・ものを発信し、情報をどんどんストックさせています。
「くじらの髭」は、地元の有志で結成された一般社団法人で運営されています。
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牧場と焼肉店の二人三脚。東彼杵町育ちの長崎和牛を提供する「焼肉 音琴」【くじらの髭】
前置きが長くなりました。
今回は、東彼杵町の「ふるさと納税・返礼品カタログ冊子」を制作するにあたり、返礼品の事業者さんを取材・執筆させていただきました。
「焼肉 音琴」さんは、僕自身気になっていたけれど、まだ行ったことがなかったお店です。よくよく聞いてみれば、なんとこちらは牧場直営店。つまり、運営元は畜産業を営む牧場で、そこで大切に育てられた牛肉をいただくことができるということです。
取材後に改めてご飯を食べにいきましたが、めっちゃ美味しくて、安いです。
おすすめ。
「結構長いことお店やってきたけど、今まで値段上げたのは何回くらいやったかな…?…2回か。本当は「牛トロ丼」なんかも数が少ないけん、金額も上げんと合わんとさ。でも食べてほしかけん、上げられんたい。いっちょん儲からんとさ(笑)」
今回のふるさと納税冊子に関わる取材・執筆に関して、新たな書き方を試みました。
それは、ガンガン自分の視点を入れていくこと。
アウェーな地域の取材は、土地勘も空気感も分からない。
そもそも畜産業のことが分からないし、よく高級和牛とかで聞く「A5」ってなんなの?「霜降り」ってなに?
これはいくら前準備をしていても、必ずぶつかる壁だと思います。
というわけで、取材後にもめちゃくちゃ調べて、研究しました。
話し手や地元の人にとっては当たり前なことでも、一般人の僕にとっては新しい世界。
僕のようなビギナーが読んでも面白いと思ってもらうためには、どういう「視点」で読めばいいのか、明確にする。
話し手の凄さや魅力を伝えるための、精一杯のお膳立てをする。
記事を書くときには、「主観」は不要ですが、「視点」は入れるべきだと考えます。
ということで、成長のステップだと考えて、必要以上に自主的な取材を行い、考察やライターの視点を多めに盛り込んだ記事にしてみました。
自由研究みたいで面白かったです〜!
▶︎焼肉音琴の「ひと」にフォーカスした記事はこちら
取材形式:直接取材/別カメラマン撮影
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