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仕事に行くのが怖い朝。自分を理解し守ること。
今日私は、仕事を休んだ。
体調不良と言って休んだ。
誰しもが経験したことのある朝だったと思う。
動けない、動かない。
行きたくない、行けない。
だんだん時計の針の音が大きく聞こえてきて、どんどん追いやられる。
または、焦りなど通り越して無の境地。
スーっとヌルーっと時間が過ぎていく。
(もうすぐ出ないといけない時間だ、)
(出ないといけない時間になった、、)
(出ないといけない時間を五分も過ぎた)
(もう出ないとさすがに間に合わない、、)
そして、今日は休もう…と決める。後ろ髪をひかれながら。
心臓をバクバクさせつつ、頭で言うことを何度も何度も巡らせて、準備してからそっと受話器を上げるボタンを押し、会社に電話する。
ふっと肩、身体のチカラが抜ける。
と共に涙が溢れ、何処か罪悪感に駆られ後悔するのだ。
仕事が、「楽しくてたまらない、生き甲斐だ、誇りだ」と思っている素敵な方はいるだろうか?
きっと世には居るんだろう。
だが、「面倒で、ツラくて、嫌なものだ」と思っている人も、少なくないと思う。きっと私だけじゃないはず。
前者が時によって、後者のような思考になることだってあるだろう。
今日は、そんな私と同じ人に伝えたい。
決して「休む」ということは、悪いことではない。
世には、当日欠勤など甘えや逃げだという人もいる。
たしかに、そういう考え方もあるとは思う。
でも、甘えたって、逃げたっていい!
人によって頑張り方、頑張るペース、進み方、進め方は違う。
人とは違うタイミングで突然しんどくなることだってある。あれ?胸騒ぎがする。気分悪いぞ。身体が動かないぞ。と知らぬ間に身体が悲鳴を上げることだってあるのだ。
自分を一番大切にしてあげられるのは自分だ。
だから私は自分が悲鳴を上げているなら、自分が一番に自分の味方になって、自分にとっての最善を選択したい。
自分のことは自分が一番わからないものだ。
長く付き合っている自分のはずなのに、一向に自分がわからない。
だけど向き合えば向き合うほど、自分がすきになるし、自分とうまくやれるようになる。
結局、自分を一番わかってあげられるのも自分なのだ。
だから、時には体裁や常識を恐れず、自分を守るための一歩を踏み出すことも必要なのかもしれない。
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