死にたい夜と殺したい夜
「死」っていうのはどうしてこう私たちの感情のすぐ近くにあるんでしょうか
何かある度に死にたいと思ってしまう
夜になると不安
なにが不安なのかはわからない
とにかくなにかが不安
自分という人間の存在する意味、そんなものばかりを考えて死にたくなる
自分がこうなってしまったのは歪んだ過去のせいだ、もう自分は普通の人間にはなれない、死んだ方がマシだ、、そうしてまた1人で布団にくるまる
そんな夜ばかりが増えていく
死にたい夜は自分の過去を変えたい、変えられない、の葛藤の中でもがいている
消したい過去ばかり
1人だけ呼ばれなかった小・中の各行事の打ち上げ
痩せれば可愛いのにと悪意のない純粋な目で言われたこと
家に帰れば一人ぼっちだったこと
保健室だけが居場所だったこと
高校に入ったら保健室すらも居場所ではなくなり、休み時間をトイレで過ごしたこと(でもこれは結構よかった、個室という自分だけの空間が確保出来たし快適)
悪い大人に騙されて何度も悲しい目にあったこと
病院に行っても結局本当のことは言えなかったこと
どうして普通になれないのと怒られたこと
生きることも死ぬことも出来ずに毎日カーテンの閉まった部屋で壁をひたすら見つめていたこと
消えない過去ばっかり
たまにそんな過去すらも愛せる日が来るとか、そんな過去があったから今があるんでしょとか言う人がいるがうるせぇでごわす。
私はそんな過去いらなかったし、過去は全て綺麗なものとしたいそんな人たちの思考がはっきり言って理解できないし嫌いだ
全部なかったことにするために死にたい
かと思えば殺したい夜も来る
殺したい、私を不幸にしたもの全部消したい
私を醜いと言って笑ったやつら
何をしてもお前は変われないと言ったあの人
お前の努力は努力じゃないと鼻で笑ったあの人
普通になれたらいいのにと声をかけてきたあの人
そんなのが好きなんだと趣味をボロボロに否定したあの人
バカにされ続けた容姿も学力も趣味も全てを救うために過去の出来事を全て殺したい
そんな夜は大抵過去の自分が書いていた日記を読んでは大丈夫だよと過去の自分に声をかけている。
大丈夫、今の私は誰よりも強いよ。
誰よりも幸せになって誰よりも生きてやるんだからね。
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