インターリーブの概要を書いたので具体的にしてみる–数学編–
クロスバイクを洗車しようと思ったらチェーンオイルがなかったのが最近のハイライトです。
前回はインターリーブ応用編「英語」をお送りしましたので今回は「数学」での具体的なやり方を考えたいと思います。
また、いちいち前のnoteを参照するのも面倒だと思うので、「やってのける」の計画の立て方やモチベーションの話なんかも交えて書いていければと思っています。
そもそも勉強ってどうやるの?をテーマに今すぐできることに落とし込んでいくつもりなので、勉強をまともにやったことない人ほどおすすめです。
ちょっと長くなったので時間をとるか、日を分けて読んでみてください。
勉強が捗らないのは具体性がないから
数学の勉強は非常に困難な旅のようなものです。ところが旅人ならば身につけたことを使いながら生活ができますが、高校1年に勉強した二次関数を使いながら生活することはまずありません。
それが勉強のとても大きなハードルのひとつになっています。しかし多くの人にとって数学などの勉強は一過性のものではありません。まさに旅のように続いていきます。
ところが、勉強にはリアリティがありません。関数の問題が解けたからといってレベルアップの音楽は流れてくれません。奇しくもドラクエの方がリアルよりリアリティが高いのです。
若干わかりにくいと思うのでどこが違うのか比べてみます。
ゲームと勉強は似ているものたちですが、どういった点で異なるかというと「具体性」です。ゲームはミッションが具体的です。
バカバカしいほど具体的なゲーム
例えば「レベル上げ」です。レベル上げをするには経験値を稼がなければいけませんし、経験値稼ぎには敵を倒しに行かなければなりません。
といったように何をすればいいのか具体的にわかりやすくなっています。マリオはピーチを倒しに行かなければならないし、プレイヤーはジャンプを調節して足場を飛び越え土管に入っていかなかればなりません。
つまり初めてプレイする人でも(上手い下手はともかく)操作できるようになっているわけです。ボタンを押せばマリオはジャンプします。
勉強は何をすればいいのかわかりにくい
数学の参考書を開けばそのページの問題が解ける、とはいきません。ペンを持ってもダメです。なぜならば、そんなにシンプルではないからです。
上の考え方は射程の測り方を間違っています。極端に言えば「ボタンを押せばピーチを救える」と言っているようなものです。いくらなんでも...とツッコミたくなります。
いやいやそりゃそうでしょ!と思うかもしれませんが、勉強においてこの勘違いをする人は多いです。僕もそうでした。「いい点数を取りたいんだけどどうしたらいい?」の答えは「勉強しなさい」ではないのです。
数学の勉強を具体化してみた
前置きが長くなりすぎましたがここからが本題です。ポイントは以下の2つです。
1.はじめて勉強する人間が全く同じ行動を取れるか?
2.パッと見テーマがわからない問題になっているか?
ルールはこれに答えられるかどうかです。
1は「机に向かう」、「ペンを持つ」、「参考書とノートを広げる」、「問題文を読む」、のようにバカなほど細かくしてください。この時に「時間と場所」も決めておくと勉強に取り掛かりやすくなります。
次に、きっかけを「〜ならば〇〇する」という文章にして紙に書きます。「朝の6時になったら机に向かって数学の問題を5問解く」といった具合です。そして3回音読します。(これは「If Thenルール」と言いますが、気になる人はググってください)
こうして「勉強する」時にそれを見るだけで数学の勉強が完了できるようにしてください。これをしばらく続ければ勉強が習慣になります。習慣とは「何も考えずに行動できる」ことです。歯磨きをする時に歯磨きしよう!とか考えますか?
2はインターリーブです。説明は長くなるので手短にすると、テストはランダムなんだし練習からランダムでやろう!ってことです。
つまり、問題集の通し番号を気にせずグチャグチャにして解きます。模試をイメージしてください。分野ごとに場所が決まっていたりしますが何の知識を使うかは見てすぐにわからないようになっています。
これは三角比を使うんだ!とかこの式の導関数を求めればいいんだ!と思いつくのが大変でそこを直接問われやすいのが数学です。だからその練習をするんだと思っておけばいいです。
まとめ
「細かく行動を決めてルーティンでこなす」、「問題はランダムに解く」の2つだけ守ってください。ここで言いたいことはそれが全てです。
番外編
そもそも参考書読むのが苦手だよって人いますか?その気持ち本当によくわかります。じゃあ、読むときのルールもここで決めちゃいましょうか。
解説読まなくていいし、全く解けなくていいからまずは問題を解く
全然読んでないです。それでいいのでまずは問題を解いてください。
全く知らないことを読んだとしてもまず理解するのは不可能です。ですから最初に予想してみるわけです。三角比を使うのか?関数なのか?そもそもこれ確率の問題じゃないか?自分はそんなつもりなくても脳は勝手に考えてくれます。
よって僕たちがすべきなのは入り口に立つことです。入り口を抜ければ脳が勝手に悩んでくれます。脳が何が足りないのかを考えてくれるので、ある程度悩んだら公式や定理を参考書や教科書から探しましょう。
実はこれで記憶に残りやすくなり、さらに変なプライドも持たなくて済みます。「全然知らないし今できなくてもいいんだ」と思えると机に向かうハードルは下がります。
このやり方結構いけるのでぜひ試してみてください。大丈夫です、今より悪くなることはありません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?