一緒にいたい植物たち
お気に入りの植物屋さんに行くと、好みドストライクなグリーンたちが待ち構えている。四方八方どこに目を向けても好きな物だらけで、呼吸が荒くなると言うか、息ができなくなる。リアルに店内で胸を押さえて深呼吸している女がいたら、それは私だ。
今日もそんなお店の一つに行ってきた。
入り口付近から、いつか外で植物を育てることができたら買おうと決めているオリーブの苗木や憧れのビカクシダが置いてある。その時点で呼吸は荒めだ。
店内には塊根植物がズラリと並んでいて、どれも形がかっこいい。去年の春、ここでパキポディウム・サンデルシー、別名「白馬城」を購入した。人差し指くらい小さいサイズだったのが、窓辺に置いて太陽光をたっぷり浴び、ひと夏でぐんぐん大きくなり2倍ほどの大きさになった。今年の成長も楽しみだったのに、私の不注意で落としてしまい枝が折れてしまい、その時は膝をついて泣いた。今はなんとか復活して、また来年に期待しているところだ。
他の棚に目をやれば、今私がハマっているフィロデンドロンがたくさん置いてあった。これはサトイモ科でたくさん種類がある。そもそもサトイモ科自体が多種多様で、これもサトイモ科か!と驚くことが多い。ただ新芽の出方に特徴があって、そこは皆共通している。私好みの芽の出方なのだ。新芽は紙を巻いたように出て来て、時がくれ ると巻いてた葉が綺麗にその葉の形になる。新芽が出てくるたびに、今回もお手並み拝見させていただきます、と言いたくなるのだ。
店内を歩き回れば、これも欲しい、あれも欲しいと際限なく欲しくなる。でも自宅では狭いリビングに20数種の鉢を置いているので、もう置くところがない。
欲しいよお、と後ろ髪引かれる思いで、歯を食いしばって、思いを断ち切るように店を出て来た。
次は置く場所が出来たら欲しい植物をまとめてみようかと思う。
そしたら次の楽しみが出来るかな。
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