【エッセイ】#26 Body made from meals「食事と筋トレ」
今回の記事、超マニアックな記事です。
私の食事と筋トレ論を繰り広げる超濃厚な内容になっていますので、よかったら試してみてくださいな。
身体は食事で出来ている
人間は食べたものでできている。実は筋トレを本格的にはじめた頃からわかっていたのだが、ここまで強く思うようになったのは近年だ。
筋トレをはじめた頃は、目に見える成長に驚いた。
筋トレをして肉体を疲労させ、筋肉を傷つける。筋トレ中には、EAAを常に摂取しながら行う。
筋肉繊維を切断するほどの負荷をかけ、栄養を補給し、回復させる。回復の際に切れてしまった筋肉が重なり合い、自らを補強することで筋肉は太く大きくなっていくのだ。
この筋肉の回復は筋肉繊維が切れてしまった時点からはじまる。つまり、筋トレをしながら、栄養を摂取することでいち早く筋肉肥大を促すことにもつながるのだ。
EAAとは、必須アミノ酸(Essential Amino Acid)のことである。アミノ酸は、たんぱく質を構成する成分であるため、運動中から摂取することで、筋肉の合成を促すことができる。いわば、栄養を摂取しながら運動をするのだ。
運動後には、グルタミン酸を素早く摂取。これを取ることで運動後に発生するコルチゾールの分泌を抑える効果がある。
コルチゾールはストレスにより分泌される酵素であり、筋肉の分解を促進する。この酵素の働きを抑えるのがグルタミン酸なのである。
グルタミン酸の後には、プロテインが待っている。一昔前には、筋トレ後30分以内が筋肉増強のゴールデンタイムといわれており、この間に効果的に良質なたんぱく質を摂取するのが大切であるといわれていた。今では、30分以内といわず、一時間程度の間に摂取ができればいいとされる。
では、良質のたんぱく質とは何かについてお話をしていこう。
鶏肉100gを摂取した場合のたんぱく質含有量は、約25g。これでは、すぐに満腹になってしまい、目標とするたんぱく質量を取りきることができない可能性がある。
ここでプロテインが登場する。
プロテインはさまざまな原料からたんぱく質を抽出、濃縮をしたものである。原料には大豆、コーン、牛乳、牛肉などがある。特に牛乳から抽出したたんぱく質は粗成分が少なく、たんぱく質純度の高いモノも多い。
しかし、牛乳から抽出したプロテインには、一つ問題がある。
それは乳糖(ガラクトース)が含まれていることである。この乳糖が含まれているため、牛乳由来のプロテインを摂取することでお腹の調子が悪くなってしまうことがある。
この乳糖は人間の母乳にも含まれているため、乳糖の分解酵素(がラクターゼ)はもとより人間に備わっている。しかし、加齢とともにこの分解酵素は減少していき、成人した頃には人体から消失してしまうのだ。
子どもの頃は牛乳が大好きだったのに、大人になったら飲めなくなってしまった。なんて人も多いのではないだろうか。
このプロテインの問題点をクリアしたのが、WPIだ。(Whey Protein Isolate)プロテイン中の乳糖を極限までそぎ落としたプロテインなのだ。
しかし、通常の牛乳由来プロテインであるWPC(Whey Protein Concentrate)より値段が高い。
このあたりは各々の懐事情に合わせて選択したいモノである。
タンパク質の最適な摂取量
さて、プロテインの必要な摂取量であるが、自分の体重×3.5gが一日の目安である。あ、これは筋肉を大きくしたい場合の重量。もし、ダイエットしたい場合は、2.0gなど数値を変えて計算をお願いしたい。
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