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佐藤健寿さんの奇界遺産シリーズ読んだらどんどんその世界にハマった話~続編~
前回のつづきの佐藤さん奇界ワールドです。
なぜ前回で書き終えなかったか・・・。
それは変な風邪をこじらせ、「咳とまらない病」になっていたから。
外出できないほどの体調不良に見舞われました。
一度咳が出ると3時間も止まらなくなり、咳で鍛えられた腹筋も痛くなり、呼吸すら苦しい。
息をしてもしても酸素が取り込めず、でも息をしないと苦しく、咳も止まらないあの期間は本当に辛かった。
そして夫も体調不良になり大人が死んで、子供元気という負のスパイラルにハマっていて地獄の1週間でした・・・。
しかも夫は体調不良になると軽くパニックになるタイプで、今回は救急車も出動させて大変な騒動までとなりました。
龍角散のど飴という精神安定剤と共にやっとおちついたところで、
奇怪、奇僑、奇態、奇傑、奇物、奇習
読んだ奇界遺産では、世界地図に上の6カテゴリーに紹介された場所が分布されている。
1も2の両シリーズも共通していえるのが宇宙ものと男性シンボルの奇界が多いこと。
世界にこんなにおもいっきりシンボル像やお楽しみ中の銅像が堂々とあることに驚いたのと同時に、いや、世界はここから始まっている。
むしろ自然の中の男女の交わり、営み、愛情、憎悪、生前、死後、宗教観、宇宙、全て無駄なことだと思われた第一歩から始まったのであろうと感じた本でした。
実際に見たいなと思ったのがあったのでいくつか紹介。
まず、ベトナムのスイティエン公園
これは奇界遺産の表紙にもなっている。
この公園は「世界の有名テーマパーク12選」にも選ばれていて、園内にあるプールに表紙の巨大顔像があったり、乗り物等がある遊園地のようになっています。所かしこにある銅像や建物が日本では絶対見られない内容になっているようです。
わたしもこのプール行きたいなと思ってベトナム旅行計画中です。
その次は、タイの伝説の妖精 マカリーポンのミイラ
「半人半植物」の妖精マカリーポン。
このミイラがタイのお寺に保管されている。
このマカリーポンを病院でレントゲン検査をした結果、人間に似た構造が発見されたそう。
木に可愛い16歳の子がぶら下がる発送がすごいな。
古代インドが発祥のマカリーポン。インドのサイババもそうだがグレーなことはそのままにして別に誰も気にしない。
その存在を否定しないし、肯定することにも否定しない。
グレーを受け入れるって心が広くないとできないこと。
世界から見ると日本がカオスなのかもしれないと思った。
最後は「ラスプーチンの失われた巨根」
※下ネタっぽいけど私はいたってまじめに書きます。
ラスプーチンといえば暗殺事件が有名で名前は知っていたけど、暗殺された時に切り取られたペニスが2004年に見つかっていたとは・・・。
サンクトペテルブルクの性病クリニック院長が100万円で購入し、今はサンクトペテルブルクの博物館に保存されているそうです。
魚職家のイメージが強いラスプーチン。
暗殺犯が切り取ったあとどう保存されたんだろう。
平常時で28cmと言われている大きさ。
す、すごいな。
ラスプーチンの娘のマリアが「父のペニスが勃起時に33cmを超えた」と手記に記載していたそうだけど、なんで知ってるんだろう。
本のページには瓶に入ったラスプーチンの巨根写真があります。
写真は陰毛や包皮、亀頭部分がしっかり写っているので細部までよく見えます。
あっ、でもラスプーチン巨根は本で十分楽しめました。
そして夫の自尊心を損ないそうなのでこのページはこっそり拝見。
秘密の袋とじ状態です。
佐藤さんは過去のインタビューで「この本を図鑑みたいに作りたかった。」と話していた。
まさに奇界図鑑だと思う。
そしてページ区切りで出てくる諸星大二郎さんのイラストも見どころの一つだと思う。
場所の中には骸骨、動物の死骸、ミイラの写真があるのでそれだけの本だとなんだか恐ろしいものが載っている大きな写真集になってしまう。
でもこの妖怪チックなイラストがあるだけで鬼太郎みたいな感覚でカジュアルな気持ちにさせてくれる。
そして見てもいいのかな。見てしまった!という罪悪感が無くなり、不思議と図鑑で勉強したような感覚になる。
佐藤マジック恐るべし!
諸星さんのマッドメンも改めて読んでみようと思いました。
どなたか読んだことある人いますか?