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スカッとね、初夏。
二十四節気は、立夏の候です。
先月の1カ月の間で、町の景色は一変しました。
4月初旬。
桜の花と入れ替わるように
あちこちの樹から
葉が芽吹きます。
黄色くて柔らかそうな葉っぱです。
それが大きくなって
目の覚めるような黄緑になって
さらに葉っぱが増えて
4月の終わりには
すでにこんもりと
緑色の木陰までつくるほどになって
そして
5月です。
風が吹くと
葉擦れの音が聴こえるまでになりました。
3月の風とも4月の風ともちがいます。
川沿いの道には、早くも涼しげな木漏れ日がゆれています。
夏立つや龍馬のごとき髪に風 梨鱗
キラキラ感あふれる兄貴を、緑陰に立たせてみました。
ちなみに僕はロン毛ではありません。あ、別に言わなくていいですね。
ちょっとカッコつけ過ぎかな?
もうちょっと自分に引き寄せた句をひねりましょうか。
川沿いの道をそれ、畑のつづく一画へ。
熟れ麦の鳴り渡る四方一人なり
……暗。
う~ん、自分っぽい。