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K−RYO
2017年5月11日 18:35
◎【いろは歌】とは?日本語を構成する【かな文字】の『あ』〜『ん』をそれぞれ一回ずつ使って意味のある文章にするという、いわゆる【パングラム】と呼ばれる言葉遊びの日本語版のことです。一番有名なのが【いろは歌】の名前の由来にもなった『いろはにほへと』だと思います。下記に全文を紹介します。色はにほへど散りぬるを我が世たれぞ常ならむ有為の奥山今日越えて浅き夢見じ酔ひもせずいろはに
◎【メインワード】を決めよう当コラムの筆者であるK−RYOは詩人なので、詩を書くのと同じような理屈と手段で【いろは歌】を組み立てていきます。最初に必要なのは作品の核となる【メインワード】を決めることです。個人的には、これを決めると決めないとでは作成の進捗加減に雲泥の差が出ます。なので、まずは【メインワード】となる単語を選ぶことからはじめていきます。何でもいいと言ってしまえばそれまでなのです
2017年5月11日 18:36
◎七五調を意識するそれでは『フリージア』『花』『咲け』『開かれ』を組み合わせて文を組み立てていきましょう。まずは試しに『フリージア咲け』と『花開かれ』で組み合わせます。文字数で考えると『ふりーしあさけ(7文字)』と『はなひらかれ(6文字)』になりました。これを七五調に当てると前者は合格で後者は中途半端になりました。これは手を加えなければなりません。『花開かれ』を七五調の7とするか5
◎文字の山を単語に変えていく七文字と五文字をひとつのユニットとする考え方をご説明しところで、次はそのユニットを形成するための単語を作っていこうと思います。方法は前項までのとおり、【メインワード】やモチーフに沿った言葉を、文字の山に残ったものから単語として抜き出していくだけです。だけ、とは言ったものの、おそらくこれも【いろは歌】を作るための大きな障壁なのだと思います。どの文字を使えばいいのか
2017年5月11日 21:27
◎単語を七五のユニットにまとめていく前項で抜き出した単語をもとに、ここからは七五のユニットを作りながら、【いろは歌の】完成を目指していきます。しかし、いきなり単語同士を組み合わせようとしても混乱するだけですので、またひとつ段階を踏むことにします。上の図のようの抜き出した単語を何となく意味が通じそうな単語の近くに置いてみます。『君』『妖艶』『に』『永久』『の』『恋』『落ちぬ』『眠
2017年5月11日 22:11
◎仕上げ仕上げと言っても、あとは作った【いろは歌】へいかに詩歌としての価値を与えるかという作業だけです。ここは各自の自己満足だと思います。何でもいい人は何でもいいし、何度やっても納得のいかない方は何度やっても納得のいかない、そういう領域です。参考にならないかもしれませんので、読み飛ばしていただいても結構です。出来上がった文字の並び=ユニットはこのままではただの平仮名の集合体です。作っている
2017年5月11日 22:26
◎おさらいまずは【メインワード】を決める【メインワード】に準じた単語をいくつか作っておく【メインワード】を基に作品の奥行きをひろげるための単語を作る扱いづらい文字があれば優先的に単語にしておく扱いやすい【助詞】はなるべく単語にしないで微調整用に残しておく七五調に合わせた7文字と5文字のユニットを作るために適した字数の単語を作る途中でどうしようもなく詰まったら諦めて最初か