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ロンドンから4泊5日 ミカエルレイラインの旅 ② グラストンベリー Glastonbury Abbey, Chalice Well, White spring
グラストンベリー2日目の朝。
主人と娘は真剣なのか、冗談で言ってるのか分からないけど、寝る前に夜中に何か出るんじゃないかとか言っていました。魔女さんのお家って事でちょっとビビっていたみたい。
でも結果的には私も含めて三人ともぐっすり寝ました。
みんなここ最近で一番よく寝れたんですよね。笑っちゃいます。
朝食付きだったので、下の部屋で朝食をいただきます。
この豪華なお部屋で頂きます。
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部屋に降りて来た時、一番奥の上座に人が座っていて、その周りに後三人くらい座っていたのだけど、その場の雰囲気がなんとも言えない雰囲気で、ここは最後の晩餐の席ですか?って思うような感じだったんです。
冗談じゃなくて本当に。
何というか、この豪華な部屋の感じもあって、なかなかの雰囲気でしたね。
上座に座っていた人が物凄い存在感で教祖さまとか王様っぽい貫禄。
と言っても30〜40歳くらいの人かなあ?
でその右隣に座っていた人がキリストの使徒、もしくは宰相っていう感じです。
上座の人の見た感じや服装、醸し出している雰囲気が本当に教祖さまっていう感じ。勿論いい意味でですよ。すごく自信に満ちていてカリスマ性があるように見える方だったんです。
そしてその横の宰相さんって感じの方は、反対という訳では無いけど、とても静かな感じのする方で話し方もとても優しい感じの人でした。
この時期にグラストンベリーで、Glastonbury Goddess Coferenceと言う物が開催されていて、そこに参加するためにイタリアから来ていたそうです。
後から来られたカップルもスピリチュアルな感じがする、とても穏やかで優しい雰囲気のお二人でした。
グラストンベリーに来ている人達だし、魔女さんのB&Bを選んで泊まっている方々なので、みんなそう言う感じなのかもしれません。
普段はこういう知らない人とオープンな場は苦手なのですが、この場はとても居心地が良くて、皆さんと色々話が出来て楽しかったです。
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まずはコーヒーを頂きながらこのメニューから好きな物を選びます。
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私はイングリッシュブレックファーストにサワードゥブレッドを選びました。
さっきまで教祖さまが座っていた席にクロスのネックレスがかかっていました。
都市伝説の裏の裏のクロ戌さんはグラストンベリーで買ったというクロスをいつも身につけているのだけど、こんな感じのクロスだったかな?
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朝食が来るまで、部屋の中のタロットやオラクルカードを見ていました。
1つ目に留まったので、一枚引いてみます。
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『結果ではなくて、全ての人に最高最善を祈ります』って感じかな。
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朝ごはんの後は街を探索します。
この日は街の中心にある駐車場でマーケットが開かれていました。
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木で作ったネズミがとても可愛いくて1つ買いました。
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後はアクセサリー屋さんや石屋さんや、ハンドメイドの雑貨とか色々あって見て回るのが楽しかったです。
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その後は、Glastonbury Abby グラストンベリー修道院へ行きます。
グラストンベリー修道院は、8世紀に設立され、10世紀に拡張されました。
1184年に大火事で焼失しましたが、その後再建され、14世紀までにイングランドで最も裕福で強力な修道院の1つになりました。
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少なくとも12世紀から、グラストンベリー地域はアーサー王の伝説と関連しており、グラストンベリーがアバロンであると主張した中世の修道士によって促進されたつながりがあります。キリスト教の伝説によると、修道院は1世紀にアリマテアのヨセフによって建てられたといいます。
1190年頃、グラストンベリー修道院の修道士たちは、アーサーとその妻グイネヴィアの骨を発見したと主張しました。埋葬の発見は、年代記作家、特にジェラルドによって、グラストンベリーの新しい修道院長であるヘンリー・デ・サリーが修道院の敷地の捜索を依頼したヘンリー2世の治世直後であると説明されています。水深5mで、僧侶たちは巨大な木の幹の棺と、碑文が書かれた鉛の十字架が埋まっている無印の墓を発見したと言われています。
Ic jacet sepultus inclitus rex Arturius insula Avalonia
「ここには、有名なアーサー王がアバロン島に埋葬されています。」
と書かれていたそうです。
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街のメイン通りを歩きます。
グラストンベリーとあって、石を扱っているお店や、ハーブ、アロマオイル、タロットやオラクルカードなどなど、もうワクワクする物がいっぱいです。
グラストンベリーに来る前は、きっと何かピンと来る物があるだろうから、
これが欲しいって言うものが見つかったら何か買おうって思っていました。
普段の私だったらあれも欲しいこれも欲しいってなってそうなのに、なぜか今回ピンと来るものが何も無くて、結局これと言って買いませんでした。
いっぱいありすぎて選べなかったのかな?
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その後はチャリスウェルに行きました。
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Red spring とも呼ばれています。
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ヴェシカパイシスの形のプールです。
ヴェシカパイシスとは、神聖幾何学であらわされる、全ての始まりを表す形です。半径が同じ2つの円周が、それぞれもう一方の円の中心を通って交差している、その真ん中に形成される形のことを指します。
新しい生命をあらわす形として「女性器」にも例えられたり、さらに十字架が用いられる以前の古代では、この魚の文様が「キリストのシンボル」とされていました。
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聖杯の井戸
アーサー王の伝説によると、元々はアバロン島であり、アリマテアのヨセフが聖杯として知られている聖杯を置いた場所と考えられています。伝説によると、男性的なシンボルであるTorは、聖杯に守られた地下世界への入り口の下空です。一方、井戸は神の女性的な側面の象徴であり、その水は癒しの特性を持っていると考えられています。
このブログにはこんなことが書かれていました。
このチャリスウェルの井戸の蓋にも用いられているシンボルの形は「ヴェシカ・パイシーズ(ピシス)(魚の膀胱)」 と呼ばれ、 2つの同じ形の円が重なりあった古代神聖幾何学形でキリスト教以前の信仰でもの重要な聖なるシンボルであったそうです。
ヴェシカ・ピシスの形は、"宇宙の子宮"を意味していて、光の出入り口、統一意識 の根源なのだそうです。
女性性と男性性の統合、天国と地上の統合、月と太陽の統合、陰と陽の統合、精神世界と物質世界の統合など全ての二元の交差と結合を示しているそうです。
大天使ミカエルとも縁の深いシンボルです。
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このライオンの口から出ている水は飲むことができます。
私も飲んでみました。どんな水の記憶が私の中に入ってきたでしょうね?
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ゆっくり時間があればどこかに座って瞑想とかしたかったけど、主人と娘と一緒だったので、さささっと回って出てきました。
ホワイトスプリング。
予備知識がないまま中に入って、びっくりしました。
外は特に厳かな感じはなく、多くの人がいてガヤガヤしていて、子供が遊んでいるって感じだったんですよね。
慌てて出てきたからあまり覚えていないのですが、中には130センチほどの深さのプールと60センチほどの深さのプールがあるそうです。裸の人もいれば、服を着ている人もいたと思います。
中の人は禊ぎのような事をしたり、瞑想をしていたりするので、
そー〜っと静かに外に出てきました。
手前ですぐ引き返したので、人がいる奥の方には行かなかったけど、それでも邪魔をしてごめんなさいって感じでした。
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レッドスプリングは、太陽の光と自然がいっぱいの美しい庭園で、対照的にホワイトスプリングは四角い目立たないレンガ造りの建物に囲まれています。
中は薄暗くて、何というか。
これは私が持っている言葉のイメージだけなんですが、レッドスプリングが魔法だったら、ホワイトスプリングは魔術みたいな感じかな。
ただ単に暗いからかも。これは本当に私の勝手なイメージです。
B&Bに泊まっていたカップルの話によると、二つ水は全く違うエネルギーを持っていると言っていました。
聖杯の井戸は、地球の奥深くから来る水中の鉄の錆のために赤い泉として知られていますが、白い泉は、含まれている白い方解石からその名前が付けられています。
陰陽のように、光と闇、二つの神聖な泉は互いに補う関係性にあるようです。
意識していたのかいないのか、たまたま人がいっぱいだったと言うこともあって、ホワイトスプリングの水は飲みませんでした。
あまりスピリチュアルな場所ばっかりだと主人と娘は退屈かなと思って、夕方に隣街のアウトレットモールへ。ここは前日フィッシュアンドチップスのお店で食べていた時に、隣のテーブルに座っていた地元の人と話してて、買い物に行きたかったらアウトレットがあるよって教えてもらいました。
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夜ご飯はこの街の中華料理屋さんでご飯を食べて、その後もう一度Torへ。
この日は晴れていたので、夕日を見に行きます。
前日は、Torの中でなにやらスピリチュアルワークをしてるグループがいたので中に入れなかったけど、この日は中に入れました。
中で座っていると、不思議な楽器を持った人が入ってきて、歌い始めました。
すると、女の人が二人入ってきて、その人達も一緒に歌い始めました。
声が塔の中に響いて、そして塔に風がビューっと通って、歌が風に乗って流れて行っていました。
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帰りは違う方から帰ってみることにしました。降り始めてから振り返ってみたらあれ?こっちが表?
裏から登って裏からの写真ばかり撮っていたみたいです。
帰りに表の顔も見れて良かったです。
真っ暗になる前に帰ります。
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名残惜しくて何度も振り返ってます。
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丘を下る途中、サークルを作ってなんかのセレモニーをやっている人たちがいました。
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歩いて帰っている頃には暗くなってきていました。
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今日も一日楽しかったです。