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夏の終わりを告げる瓶詰め トマトソース と冬支度 オキシメル エルダーベリーシロップ

毎年8月の終わりにトマトの瓶詰めを作ります。
主人はカナダ人ではありますが、お父さんがイタリア人でお母さんがスコットランド人です。家庭の様子はスコットランドっぽさはなくイタリアの影響の方が強いです。
そしてイタリアでも南部の出身なので、トマトの瓶詰めはとても重要なのです。
南部の出身の人はパスタといえばトマトソースですからね。

8月の後半になると、お店で大きな箱やバスケットに入ったトマトが並び始めます。この光景を見ると、あーもうそんな時期か。夏ももう終わりだなあといつも思ってしまいます。反対にこれが終わらないと、安心して夏が終わらせられないって感じです。

今年も勿論トマトの瓶詰めを作りました。
うちの場合はそれほど頻繁にパスタを食べるわけでもないし、家族も少ないから
今年はバスケット2つ分。去年は3つ分作ったせいか、去年の分が今もまだ結構残っているので、今年は2つにしました。
家族が多かったり、3世代分作るなんて所は、バスケット数十個分のトマトで作ったりするそうです。すごい量ですよね。

トマトソース作りの作業としては、トマトをお湯にさっと通して、トマトソースを作る道具を通せば、その道具が皮と種と、果肉の部分を分けてくれるので、
後は果肉(液体)の方を瓶に詰めて行く。
そしてその瓶を煮沸で脱気すれば完成です。

紙コップをノズル代わりにしているのは主人の発明品です(笑)


毎年このトマトソースが終わると肩の荷が下りた〜ってほっとします。

トマトソースの他にも瓶詰めを作りましたが、今年は桃ととうもろこしだけです。


トマトの瓶詰めは煮沸での脱気で大丈夫ですが、コーンはプレッシャーカンナーを使う必要があります。


このとうもろこしの瓶詰めを作った数日後にスーパーに行ったら、とうもろこしがびっくりする安さで売っていました。とうもろこし1本8セント!8円ですよ!
安い。安いけど、瓶詰めもう作っちゃったしな。
なんて思って、主人に電話して、こんなに安く売ってるんだけど、
どう思う?って聞いたら、瓶詰めもいいけど、ただ凍らせるだけでもいいんじゃない。って言うから、確かに、瓶詰めのコーンと冷凍のコーンは食感はまた違うし、いいかもねって気分に。
じゃあどれくらい買う?って聞いたら、うーん?じゃあ3ダース。
え? 3ダース? 36本も買うの!?
多くない?って思ったけど、小ぶりのものだったし、まあいいやと思って買いました。数え間違えて、正確には35本書いました。
35本買って、2ドル80セント!びっくりです。

さっとだけ蒸して切ってみると意外に思った程の量ではなかったです。
これは凍らせます。


焼きパプリカも作りました。これは瓶詰めにしてしまうと、食感が良くなくなるので、冷凍で保存します。

こんな感じで冷凍保存します。


今年はズッキーニの花を凍らせてみました。凍らせたのは初めてだったので、解凍した時の感じはどうかな?と思っていたのですが、先日イタリアのオムレツ、フリタータに入れてみたけど、大丈夫でした。


ハーブは結構寒くなっても平気な物も多いけど、今沢山育っているのでよく使う物を乾燥させました。
バジルと青シソとパセリです。

パセリはスープを作る時用に良いかなと思って茎も一緒に乾燥させました。


そして7月に作ったオキシメル。


グレーのキャップ   カモミール、レモンバーム、ラベンダー。
青のキャップ     バジル、マジョラム、オレガノ、ローズマリー、タイム
           ローリエ、タラゴン、セージ
赤のキャップ     セージ、オレガノ、タイム が入っています。

味の方は、ちょっと説明が難しいのですが、ハチミツとアップルサイダービネガーが半々で入っているので、酸っぱすぎず、甘すぎずと言う感じ。
そこにハーブの香りがほわっとして、そして最後にほんのり苦みも。

赤のセージ、オレガノ、タイムは、呼吸器系のトニックとして使いたいので、必要な時まで置いておこうと思っています。

青のいろいろ入っているものは、ドレッシングに使っても良いかな。ハニーディジョンドレッシングとかに使おうと思います。

グレーのカモミール、レモンバーム、ラベンダーは、チャクラの調整に使えるかな? よく分かりませんが、お水で割って飲んでいます。

いつも使っているエルダーベリーのシロップが今使っている1本になったのでまた作りました。今回はアストラガルスが家に無かったので入れなかったのと、
その代わりと言う訳ではないのですが、チャガを入れてみました。

詳しい作り方はこちらです。

エルダーベリー、マシュマロールート、シナモン、クローブ、生姜、八角、チャガを入れて45〜60分弱火で煮た後、火から下ろしてからエキナセアとエルダーフラワーを足して蓋をし、冷めるまで置いておきます。
冷めてからハーブを濾して、それにハチミツを加えれば出来上がりです。

Raw Honey 生ハチミツを使います。生ハチミツを使う事で、保存をよくしてくれるそうです。

チャガ入りのエルダーベリーシロップ。良い感じです。
これは体調が悪くなりそうだなっていう時に予防として飲む事が多いです。

秋の収穫の物がまだあるけど、とりあえず夏の物はもう終わったかなと思います。やれやれ。
やらなきゃと思っていた事が片付いて、ほっとしています。

年中温暖な場所とか、冬でも冬野菜が育つ所に住んでいると、なんとかなる感があるけど、カナダのように冬だと絶対何も育たないような場所だと、夏や秋に収穫したものを保存するのは死活問題です。今は勿論違うけど、文化的にそう言う生活スタイルって残っているんでしょうね。

私の魂は根本的な所でパイオニア、開拓者の性質が受け継がれているようなので、冬が来る前に〜!って言う気持ちが出てくるのかもしれません。

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