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ロンドンから4泊5日 ミカエルレイラインの旅① グラストンベリー 魔女さんのお家に泊まる
今回グラストンベリーに行きたいって思った時に、その他にどこに行こうかなと考えていました。家族旅行なので、私以外の二人にも楽しんで貰いたいから、あまり私の趣味に偏りすぎてもどうかなとあれこれ考えていたんです。
グラストンベリーは絶対だったのだけど、そこを含めてどこに行こうかなって感じでした。オックスフォード、コッツウォルズ、バース、ストーンヘンジ、セイントマイケルズマウントなどなど。
セイントマイケルズマウントがイギリスの西南部の端っこの方なので、その辺を入れると結構そっち方面に引っ張られる。途中まで電車で行って、そこからレンタカーを借りてと言う予定にしていたので、じゃあどこで車借りたら便利かなあなどと、結構悩みました。
最終的には私が何となく今回はストーンヘンジには興味が湧かなかったと言う事が一番大きかったのですが、主人と娘に聞いてもストーンヘンジはどっちでもいいという感じだったので、そのエリアは行かずコーンウォール地方に向かう事に決めて、それだったら便利な所はどこかなあって考えて、Exeter まで電車で行って、そこでレンタカーを借りました。ExeterからGlastonbury まで車で1時間半程です。
電車のチケットは駅にある販売機でも買えますが、チケット売り場で係の方に発行してもらいました。行く場所と日程、大体このぐらいの時間帯でと伝えると、一番安い方法なんかを教えてくれます。今回は三人と言う事でグループ割り引きが使えるし、もし出発の時間を少し遅くしたら、90ポンドくらい安くなるけど、どうする?って言う事だったので、朝ゆっくり目の出発にして、安い方を選びました。席も予約出来ます。席を予約する?という感じで特に聞かれなかったので、別料金はかかっていないと思います。日本の電車のように、予約席の車両と自由席の車両は分かれているわけではなくて、車両内に予約してある席と、そうでない席が混ざっています。予約が入っている席には、○○から○○まで予約が入っていますというような表示が座席の上の方に記されているので、予約していない場合は特にそう表示されていない席に座れば良いと言う感じです。
でも予約するのをおすすめします。今回行きも帰りも結構人が多くて、座れていない人もいました。
チケットは London Paddington駅からExeter St.Davids の往復で一人72.6ポンドでした。今現在の日本円で14000円程です。
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ロンドンから地方へ行く電車の駅は沢山ありますが、今回はパディントン駅から出発です。絵本や映画でお馴染みのパディントンベアがいます。
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20分ほど前に駅に着いて、電車の中で食べるお昼ご飯やおやつなどを買って、プラットフォームの表記が出るまで待ちます。
結構ギリギリになるまでどこから出発するのか分からなかったのですが、時間が少し遅れていたのか、プラットフォームの番号が表示されたら、乗客がどどーっと一気に押し寄せて改札口が混雑したので、改札口を開放して、もうみんな急いで行って〜って感じでした。
その辺はいい意味で適当なんだなあって思いました。
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電車から見えた景色。ロンドンから出たらもうすぐこんな感じでした。
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電車の中で食べるお昼ご飯は、電車に乗る前にパディントン駅のマークスアンドスペンサーで買ったエビのサンドイッチと生ハムとチーズ味のポテトチップです。美味しかったです。
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2時間ちょっとで Exeter St.Davids 駅の着きました。
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私が調べた限りでは大きめの街にはどこでもレンタカーの会社がありました。今回はExeter のEnterpriseで借りました。Exeterの駅からレンタカーの場所まではタクシーで移動しました。5日間借りて294.99ポンド56000円程でした。
オートマの車は数が少ないので、絶対オートマじゃないとと言う方はオンラインで簡単に予約出来るので早い目の予約をお勧めします。国際運転免許証が必要です。
今回借りた車はこれです。
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なんでも予約していた車を前の人がぶつけたかなんかで所用出来なくなったとかで、スタンダードの車でもいいか?って連絡があったんだけど、いやオートマしかダメと言ったので、他の支店にあった車を持ってきてくれたっぽいです。車はその為予約していた物よりアップグレードされていたかもしれません。
レンタカーを借りて、グラストンベリーベリーに向かいます。グーグルマップによれば1時間20分程の距離です。
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途中まで高速を走って、その後は地道です。
地道の道を走っていると、看板があってこの先に何かあると言う感じだったので寄ってみることにしました。
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このサイトによると、ローマ人が何らかの建物を建てて、そのあとサクソン人がこの場所をルックアウトポイントとして使って、15世紀ごろ初めての教会が建てられてる間、ノルマン人が丘を要塞のような感じで使用し、現在の教会は1793年に建てられた物のようです。この教会はイギリスの西南に時にレイラインと呼ばれる一直線状に建てられた、セイントミカエルに捧げられた幾つもある教会のうちの一つだそうです。
Glastonbury グラストンベリーにつきました。ここに2泊します。
駐車場がない感じだったので、車はどこに停めたらいいかな?って聞いたら、すぐそこに街の駐車場があるから、そこに停めると良いよ。でもパーキングにお金払わないでね。誰も払わないし、今まで誰も罰金取られた事ないから大丈夫よとの事。なんだか面白い滞在を感じさせるスタートです。
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そういえばチェックインの時に、何も聞かれなかったし、何の提示もしなかったな。こんにちは〜って感じで入っていって、そのまま家の話とかしてくれて、部屋まで案内してくれました。 B&Bだとこんな感じなのかな?
まず、もともとこのお家に住んでいたという魔女さんの肖像画を紹介されてちょっとびっくりしていました。
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というのも、旅行の準備は私がするので、このホテルの予約を入れたのは私なんですが、いつも使っているホテル予約サイトで特に考えず予約しました。
グラストンベリーで検索して、その日予約可能だったのが、ここともう一つくらいで、確かここの方が部屋が広そうだったからという感じで予約したような? だから娘に「何も知らずにここ予約したの!? だって、いかにもって名前じゃない。」って言われて、初めて名前をよく見てみると、『The Covenstead』。Covenって言うのが魔女の集まりとか、魔女の集会とか言う意味で多分Covennsteadは魔女が集う所みたいな意味になるんだと思います。
だから あ〜そう言う事ねって感じでした。
私たちのお部屋。とても素敵なお部屋でした。
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建物の中はとても興味深いインテリアです。一つ一つ意味がある様な、無いような? わかる人には分かるのかもしれませんが、私には不思議な感じだなあというくらいでした。自分の知識の無さがちょっと残念です。
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今年の月のカレンダー。この街で買えるよってホテルの人が入っていたけど、目につきませんでした。ポスターとして飾っても良い感じです。
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小さなガラスの瓶とか大好きなので、棚に並んでいるだけでいい感じです。
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この部屋はディジュリドゥやギターなど楽器が置かれていて、泊まっている人が自由に使ってみんなで楽しんで〜と言う感じでした。
私の頭の中で勝手に(かっこいいと言う意味を込めて)教祖さまと呼んでいた人が夜に歌を歌ったりしていたようなのですが、私は気が付きませんでした。知っていたら参加したかったな。
この教祖さまには次の日の朝に会うので次のnote に登場します。
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チェックインの後、街に出てみましたが、5時すぎで殆どのお店が閉まってしまったと言う感じだったので、早い目の夜ご飯を食べて、Torに行く事にしました。
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街並みはとても綺麗です。建物だけ見ていると、タイムトラベルした気分。
いいわ〜。
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夜ご飯はイギリス料理?です。
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正直、この日はあんまりこう言う食べ物の気分じゃなかったので、まあまあと言う所でした。
主人がオーダーしたKnight ‘s signatureというものは不思議な組み合わせでした。フォッシュアンドチップスにマッシュドピーズ。これは普通なんだけど、これに、バターを塗った、トーストしていない食パンと、紅茶が付いてくるっていうものでした。お腹いっぱいセットみたいな感じなのかな?
私はなんでも良いから野菜が食べたい気分だったので、ビーフパイとチップスに、追加でサラダを注文しました。
イカフライとチップスを注文した娘が「注文失敗したー。揚げ物ばっかりはキツい。野菜ちょうだい。」なんて言って、サラダをシェアして食べました。
この後Glastonbury Torへ。
このサイトにはこのように書かれていました。
Torの伝説
丘の下には、アンウンの妖精の領域に入ることができる隠された洞窟があると言われています。そこには、ケルトの冥界の領主であるグウィン・アブ・ヌードが、再生の大釜と一緒に住んでいます。
後の伝統では、イエスの叔父、アリマタヤのヨセフによってもたらされた聖杯がここにあるという。大釜と聖杯はどちらもアーサー王と彼の騎士の探求の対象でした。
アバロン島
グラストンベリーは、アーサー王が最後の戦いの後に行った「アバロン島」であるという長い伝統を持っています。グラストンベリー修道院の修道士たちは、1191年に彼の墓を発見したと主張した。
イエスは少年としてグラストンベリーに来て、アリマタヤのヨセフと一緒にここを旅したと言われています。ジョセフは錫商人で、この貴重な金属のためにイングランド南西部に旅行していました。この伝説は、ウィリアム・ブレイクに有名な詩「エルサレム」を書くように促した。
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木で出来た自然のトンネル。どんどんワクワク感が増して来ます。
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あ!見えた! 街にいてもTor自体は見えていなかったので、ここで初めてみました。
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Tor に向かう時に、牛や馬を放牧している所を通るのですが、この牛や馬がものすごく人に興味がある子たちみたいで、ゲートを開けてフィールドに入ると、わさわさ〜っと寄って来ます。悪さはしないって思っていても、体が大きいのでちょっと焦りますね。
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このスタンディングストーンの説明をどこかで見たのに、それが見つかりません。うーん気になるなー。ごめんなさい、もし見つけたら追記で書く事にします。
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Tor の方に登っていくのは、上の写真の歩道を真っ直ぐいって、階段を登りゲートを通って行くのですが、そこを左の方に行くと、下の写真のゲートがありました。主人は一人で先にさっさと登って行ってしまっていたのですが、写真を撮りながらゆっくり歩いていっている時に、娘が「あ!いい景色〜。」なんて言いながら左の方に行って、私も一緒にそこから見える景色を楽しんでいる時に、このゲートに気が付きました。 そのまま歩いて行っていたら気付かずに通り過ぎてしまっていた所でした。娘が綺麗な景色に釣られて横に逸れてくれたおかげです。
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なんだかとっても良い雰囲気です。近づいてみると、Avalon Orchardと書いています。うぉー。アヴァロン! 気持ちが盛り上がります。
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伝説によると、アバロン島(リンゴ島と訳される)は、エクスカリバーが鍛造され、アーサー王が死にかけている時に連れて来られた場所です。
ブリテン島のキリスト教伝承においては、イエスキリストと従者でのちにイエスの遺体を引き取ったアリマタヤのヨセフが到来し、この地にブリテン島最初の教会を設立したとされています。
最も知られるのは、やはりアーサー王伝説の最終幕で語られる島で、
美しくりんごの多く生ることで知られ、九姉妹の妖精によって統治された永久の楽土とされています。
「アヴァロン」の語源も、ケルト語でリンゴを意味する【abal】に由来すると考えられているそうです。
ゲートから入ると、一番初めに目に入ったのは、不思議な形をしたリンゴの木でした。Paganの神聖な木なのか、花が置かれていました。
聖域を穢さないように、そっと引き返す事にしました。
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りんごの木が沢山ありました。
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後もう少しで丘の頂上。この角度から見てもとても格好良いです。
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この場所から夕日が見れたら良かったのですが、残念ながらこの日は曇り。
でも雲の合間から見える光も綺麗でした。
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この写真の時間が夜の8時半ごろ。真夏とは言えこの日の気温は高くなくて風もすごく強かったので寒いくらいでした。
暗くなる前に歩いて帰ります。