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#Unity杯 出場したい方にオススメしたい Unityの動画アレコレ (Unity Learning Materials)
こんばんは、青木ととです。
#Unity杯 参加者の皆さん!Unityを学ぶための動画や資料を集めたサイト Unity Learning Materials をご存知でしょうか?
— そめ先生&たにっこ (@some_tanikko) July 21, 2022
Unity公式の動画やコミュニティにおけるトークがまとまっていて、初心者にもオススメのコンテンツがまとまっているので是非チェックしてみてね!https://t.co/2W8DdAyvI0
先日「そめ先生&たにっこ」さんのアカウントが「Unity Learning Materials」(以後UnityLM) というサイトを紹介していました。こちらはツイートにも記載がある通り、Unity公式の動画やコミュニティトークがまとまっており、Untiyを学習したり未知の機能や考え方を探索してみたりとなかなか面白いサイトとなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1658411970991-lGEjSiaYOS.png?width=1200)
そんなUnityLMですが、Unity杯に参加する方々にオススメしたい動画をいくつかピックアップしてみようと思います。あくまで "個人的な" 推し紹介なのでもしかしたらレベル感が合う合わない等あるかもしれませんが、UnityLMはカテゴリーから機能毎に動画を探せるようになっているので色々探してみると良いかもしれません。またUnityスタッフのオススメ動画も見てみると発見があるかもしれません。
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そもそも「Unity杯って何だろう」という方は、こちらの動画およびサイトを合わせてチェックしてみてください。全国の高校生や高専生、 小・中学生によるデジタルコンテンツ開発の全国大会です。8/31まで作品受付中!📅
🍣🍣🍣 ここからオススメ動画 🍣🍣🍣
あそびのデザイン講座 特別編「たのしさの作り方」
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「あそびのデザイン講座」は「面白い」「楽しい」という曖昧な感情を人間の本能から紐解き、自分で再現可能にするために役立つシリーズです。どんなジャンルのゲームデザインにも共通するような内容が記載されているので一度は軽く見てみることをオススメします。自分が作っているゲームに足りないもののヒントが見つかったり、自分の好きなゲームの「面白さ」を言語化するための助けになったりしそうです。
モチ上ガールが出来るまで
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2018年の (当時名称) Unityインターハイ優勝作品であり、Switchにもリリースされている「モチ上ガール」というゲームのコンセプトについて解説しているLT (ライトニングトーク) です。動画の方が途中までとなっていますが、スライドの方を見ると詳細まで確認できます。
複雑な操作が求められるゲーム (もしくは直感的ではないゲーム) はゲームの本質的な面白さを感じる前に離脱されてしまう可能性もあります。一方この「モチ上ガール」は「間口が広く、奥が深いゲーム」を目標としていて、操作は簡単で誰でも触りやすく直感的な一方、自分うまいかも!と気持ち良い思いをさせるのが見事な作品でした。自分のゲームでどういう感情にさせたいか、どこが狙いなのかを考えるきっかけとして面白いトークです。
無駄を省いて量を出す企画のやり方
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UnityJapanのクリエイターアドボケイトの簗瀬さんによる企画アイデア出し手法の動画。どういうゲームを作りたいのか思い付かない、もしくは他の人のゲームと差別化してよりインパクトのあるゲームアイデアを検討したい方にオススメです。また自分の作っているゲームがあるけど、人にどういう風に説明したら良いのか、どう告知したら良いかという箇所のヒントでもあります。
初Unityはガワ替えから始めてみよう
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絵は描けるけど、ゲームプログラミングは分からない、という人がUnityに慣れるにはどうしたら良いか、ということで実際に企業で行われているデザイナーさん向けの研修を紹介します。サンプルプロジェクトの見た目を変えてみよう、という切り口なのですが、画像を差し替えたり位置を調整したりすることで、いつの間にかUnityの操作に慣れているというところが狙いだったりします。まずはUnityと知り合いになろう!!!
StarterAssetsを使って三人称視点キャラクターを動かしたり、ギミックを動かしたりして遊ぶ
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最近のUnityのお役立ちアセットの中で特にオススメしたいのがStarterAssetsです。ある程度セットアップされたプロジェクトの中に、動く仕組みを持つHumanoidな3Dモデルが含まれています。3Dプラットフォーマーを作りたいのであれば、一先ずこれがあれば戦えるという感じ。この動画では、更に一歩踏み込んで、Unity上で提供されるProBuilderというパッケージを使用してステージの構築、VisualScriptingを駆使してコードを書かずにギミックの作動など、自分のゲームを動かすためのテクニックを紹介しています。まず1つゲームを作って自信を持ちたい方にもオススメの動画。
VOXEL DE UNITY
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個人クリエイターのハユさんによるゆるふわ動画。MagicaVoxel という立方体を組み合わせてモデリングするツールと mixamo というアニメーション配布サイトを組み合わせてキャラクターを動かす手法を紹介しています。オリジナリティを出してみたいけどモデリングは未経験で苦手、という方はボクセルから入門してみるというのは一つの手段としてあります。ボクセルでもクオリティが高いモデルが作れる (もしくは見せ方次第でクオリティ高く見せることができる) というのは MagicaVoxel のハッシュタグを見てもらうと認識できるかと思います。
ハイクオリティなゲームを1週間で作る7つの極意
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ゲームの企画を妄想すると、あの機能も作りたい、こういうストーリーにしたいとどんどん膨らんでいってしまいますよね。あまりに風呂敷を広げすぎるとエターナってしまうこともあるかと思います。そこで参考となるイベントの1つとしてUnity1週間ゲームジャムがあります。文字通り、1週間でゲームを完成させるイベントなのですが、時間がタイトなので完成させるためには企画を絞ったり自分の手札となるスキルセットをうまく認識する必要があります。どんなに小さいものでもゲームが完成する、それがこのイベントの何よりの利点です。のたぐすさんのトークでは、より効率的にクオリティを高くするための手札を紹介しています。
Cinemachineで教えるゲームの3つの大切なこと
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多くの人が遊んでいるアクションゲームには、ユーザが遊びやすいように様々な工夫が盛り込まれています。カメラ操作もそのうち1つの大事なポイント。上のスクリーンショットの例が分かりやすいですが、下が見えないと「落ちたら死んじゃうかも、詰んだ?」という気持ちになりますよね。またクリアしたらカメラが寄る、ダメージを受けたらカメラが揺れるなど、カメラがユーザのプレイ感情を強調してくれるケースも多々あります。こういったカメラワークをUnityで実現するための手段として Cinemachine というパッケージがあります。コードを書かなくてもキャラへの良い感じのカメラ追従を作れたりするので、覚えておいて損はないかと思います。
Cinemachineで見下ろし視点のカメラを作る
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同じく Cinemachine によるカメラワークの動画。プレイヤーが見せたいものを見せるにはどうしたら良いか、カメラワークの手札を増やし、Cinemachine で実現するための手段を教えてくれる動画です。カメラワークを極めよう!!!!
リアルタイム 3D アニメーションでストーリーを伝えよう
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最近Unityはゲーム分野だけでなく、アニメや映像分野、バーチャルプロダクションでも数多く使われています。こちらの動画では、現状のUnityで映像を作るためのツールの1つである Timeline (と先ほども紹介した Cinemachine ) を紹介しています。Timelineを使用するとアニメーションや音声のタイミング制御がやりやすく、実行しなくてもプレビューできる特徴があるので、ゲーム内演出、カットシーンを作る際の選択肢の1つとなるでしょう。導入やチュートリアルなどを作る手助けにもなりそうです。
Input System再入門
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2022年度のUnity杯では「マウスとキーボードでプレイできるもの」という規定がありますので、最低限マウスかキーボードで動作する必要があります。もしその上でリリースなどを見据えてコントローラーの対応も入れたい、と思った際にはこちらの動画が参考になるでしょう。Unity の Input System の仕組みを使うことで、例えば「ジャンプはキーボードだとスペースキー、コントローラーだとAボタン」みたいなキーアサインをコード中に書く必要がなくなるため、複数の入力媒体があるケースでアドバンテージがあります。ちなみにこちらの動画は 短縮版 (30分) もアップされています。
Unity道場2D編 Shader Graph はじめてみよう!基礎編
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シェーダーって聞いたことあるし、何となく見た目を一工夫できる印象はあるけど難しそうだなぁって思っている方におすすめなのがこちらの動画。ノードベースでShaderを構築できるShaderGraphという仕組みについて解説しています。部分的な演出として使っても良いですし、背景をUVスクロールさせたり、ボロノイを表示させたりするだけども死んだ画面にならずに良いので、覚えておいて損はない技術です。ちなみにUnty道場2D編は他にもライティング編やキャラクターアニメーション編があったりするので合わせてチェックすると良さそうです。
シェーダーグラフで作るヒットエフェクト
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ゲームにおけるフィードバック (=ユーザの行動に対する反応) を魅力的に見せることは気持ちよさの観点からも分かりやすさの観点からも非常に大事になってきます。エフェクトが出るから (相手が仰反るようなアニメーションをするから、SEが鳴るから) また攻撃したいと思えるほど気持ち良いし、ちゃんと攻撃が当たったことが伝わるんですよね。そういうエフェクト、アセットを買っても良いのですが自作するという手もあります (こういうエフェクトを作る職業の人もいてVFXアーティスト等と呼ばれたりします)
この動画ではヒットエフェクトを例に ShaderGraph、それとParticleSystemを組み合わせたエフェクトの作り方を紹介しています。エフェクトは複数の要素によって成り立っていることが多いので、色々なゲームを研究して分解してみるのも面白いかもしれません。
ごっこランドでみかける2Dアニメーション
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ごっこランドは子ども向けの職業体験アプリです (自分は前職で一部のゲームの開発を担当していました) この動画はごっこランドのアニメーションを担当されている方のトークで、子どもにとって分かりやすく、そして興味を引くために、どういうガイドやフィードバック、アニメーションの工夫をしているかということが紹介されています。ただ子ども向けという中身ではありますが、実際注意するポイントは通常のゲーム開発でも同じです。細部に気を配ることが、ゲームのクオリティを高め、興味を強く惹きつけるのだと思います。
🍣🍣🍣 20220722追記 🍣🍣🍣
Unityでステージをつくるのじゃ
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「このアセット群、どうやって使えば良い?」分かる〜〜〜〜〜
モデルアセットのサンプルの構築めっちゃ見た目よくて買いはするんだけどもうまく配置出来なくて肥やしになるやつ〜〜〜というわけで、Unityのオブジェクトの方法のTipsが記載されている紹介です。シーン操作の各種ショートカットなど「知らなかった!」という方もいるんじゃないでしょうか。
【アセット紹介】DOTweenでUIを動かして遊ぼう!
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手前味噌ですが、DOTween (に限らず任意のTweenアセット) を布教したいおじさんなので…… DOTweenおよびDOTweenProはアセットストアで配布/販売しているアセットの1つで、いくつかの拡張メソッドが含まれています。例えば「A座標まで3秒で移動してほしい、最初は早く段々ゆっくりで」みたいなことを素のC#で書こうとするとそこそこ面倒だと思うのですが、DOTweenを導入すると以下のように比較的直感的に書くことができます。便利。
var positionA = new Vector3(1, 2, 3);
transform.DOMove(positionA, 3f).SetEase(Ease.OutQuad);
動画でも紹介していますが、transformに限らず多くのコンポーネントに対する拡張メソッドが提供されているので、ドキュメント も合わせてチェックしてみましょう。またこういう仕組みを内部的にはどういう風に処理しているか、コードを見るのも勉強になると思います。この辺りとか。
ProBuilderでモデリング入門
![](https://assets.st-note.com/img/1658446566719-jxZqeQNTpb.png?width=1200)
他の動画紹介でもチラッと書きましたが、ProBuilderというパッケージをUnityに組み込むことで、Unity上で簡易的なモデリングを行うことができます。何か違うな〜って時にUnity上でサクッと直すことができるのが利点で、ステージのプロトタイピングなんかに向いていたりもします。ただ上の画面の左側を見ると分かる通り要素が多く、初見だと「どれを触ったら良いか分からないよ〜〜〜〜」ってなると思いますが、この動画ではProBuilderの使い方を実例を通して教えてくれるので是非参考にすると良さそうです。
UnityLMはいいぞ
また何か思いついたら追記します。
皆さんもぜひオススメの動画を #UnityLM とか #Unity杯 で呟いてくれると嬉しいです!UnityLMはいいぞ!