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クールダウンの必要性
みなさん、こんにちは!志方です。
暖冬なのかといわれていた今シーズンの冬も、1月に入ってからだいぶ気温も下がり、例年の冬らしい冬になりました。
冬になると当然寒くなるから、いろいろなことを疎かにしがちですが、クールダウンもその一つで、どうしても練習というとウォーミングアップ、本練習までは丁寧にキチンとやりますが、
本練習が終わると気持ちもそこで終わり、クールダウンをすることがとても億劫になります。
そこでクールダウンをせずに家に帰るのか、クールダウンをしてから家に帰るかで、その後の疲労の残り具合というのは大きく変わってきて、ケガの予防にもなるので、ぜひクールダウンをしてほしいのですが
イマイチ効果がわからなければ、やる意味あるのかと思うとやりたくなくなるし、やっててもテキトーに済ませてしまうものです。
今日は、そのクールダウンについての必要性について書いていこうと思います。
いきなり休むのではなく、クールダウンをすることで酷使した体をゆるやかに回復モードにさせる
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ポイント練習と呼ばれるような、強度の高い練習を行うと体温や筋温、心拍数などが高い状態になります。
筋肉も強度の高い運動後は硬くなり、また精神面でも興奮状態となります。自分はよく、ポイント練習などの後はいつもよりもハイテンションになっていることがあります。
そういう交感神経が優位になって、興奮状態となってしまったまま放置してしまうと交感神経はいわゆる闘う状態なので、体が休みモードにならずにその後もしばらく過ごしてしまいます。
そうなると、体の回復をすることなく翌日に入ってしまうので、疲労も残ってしまうということです。
クールダウンをすることで、ゆるやかに体温や筋温、心拍数、筋肉、交感神経を緩ませることで、副交感神経が優位になり、体をリラックスモードにさせてくれます。
そうすることで、その後も副交感神経優位になるので、体が休まって翌日に疲労が残らなくなるということです。
筋肉を緩める
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強度の高い運動をすると筋肉は硬くなってしまうと先ほども書きましたが、その筋肉を緩めるには、血液を流すことが必要です。
血液を流すことで、酸素や栄養などがいきわたりますから、筋肉が本来の柔らかさを取り戻すことになります。
それには、ゆっくりクールダウンをすることで血液循環がよくなり、体の老廃物も流してくれて酸素や栄養も供給されるので血液を流す行為であるクールダウンは大事ですね。
さらにストレッチなんかも、取り入れることで硬くなった筋肉をさらに緩ませる効果があるので、ぜひやっていきましょう。
クールダウンのやり方
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誰でもやっているかと思いますが、一応念のためやり方を書いておきます。
本練習と同様の動きである運動を強度をだいぶ落として行うと良いとされています。
だいたいのスポーツでは走ることが多いので、ゆっくりjogをすると良いです。
われわれはランニングをしているので、ゆっくりjogでOKです。
時間にして10~20分ほどゆっくりと走り、心拍数を徐々に下げていきます。
この時、血液が全身に回っていると意識するのも良いですね。
その後はゆっくりとウォーキングをして、さらに心拍数を下げて体にこれで運動は終わりということを伝えます。
ウォーキングが終わればストレッチをしましょう。運動後なのでいつもより伸ばしやすくなっていると思います。
ストレッチは静的ストレッチにしましょう。じわじわ伸ばす感じのストレッチですね。
これで、翌日の疲労はだいぶ軽減されていると思います。
これを1回やったからといって、ものすごい変化があるわけではなく、何回も積み重ねていくことで大きな効果を発揮します。
たしかにクールダウンは、本練習後に行うものなのでどちらかというと面倒に感じます。気分的には本練習で終わってますもんね。
でもクールダウンまでがその日の練習と考えることで、翌日以降にも繋がっていきますし、何日も積み重ねた先にマラソンの記録更新になっていきます。
だから、時間がない、面倒くさいなどと言わずにクールダウンの最後までキチンとやるようにして良い練習を積み重ねていきましょう。