#33 遠い星で、また会おう。
※この作品は、フィクションです。
しばらくして、目が覚めた。時計は5時。いつも起きる時間だ。しかし、なんだこの頭痛は。意味が分からない。頭のてっぺんから首筋にかけて、猛烈に痛い。体を起こそうにも、頭が痛くて重くて、それどころじゃない。痛い。重い。苦しい。ああもうこれ、学校どころの話じゃない。なんだこれ。気持ち悪い。
リビングを這って、電話台の下にある引き出しを開ける。体温計。寝転がったまま体温を測る。息が荒れる。苦しい。熱は?37.1℃?これで微熱?インフルエンザにな