複業先生と学ぶ「相手に伝わる資料の作り方」 読みたくなる資料を作るポイントとは？

現代の教育では、「相手に伝える力」がますます重要視されています。

「どうすれば人に伝わる資料が作れるんだろう？」

そんな疑問を持つ小学生が、プロのアドバイスを受けて学びました！

今回は、小学校5年生を対象に行われた「相手に伝わる資料の作り方」の授業をご紹介します。

複業先生はフリーライターの八巻氏。実際の仕事で培った「伝える技術」を生徒たちにわかりやすく伝えてくれました。

【八巻美穂氏】
南山大学卒業後、学習塾にて英語講師として指導経験を積み、2021年よりフリーライターとして活動。現在は、学習塾やメンタルヘルス、転職関連のSEO記事をはじめ、キャリアインタビューやエッセイコラムなど、多岐にわたる分野で執筆活動を展開。海外ボランティアやキャリア教育、文章術といったテーマでの講演も実施されています。

【複業先生とは】
教育現場が、教育にかかわりたい多様な外部人材に授業をお願いできる外部人材活用サービス。教室の中に新しい視点や社会とのつながりを取り入れることで、子どもたちにより深い学びを届けます。

読みたくなる資料をつくるには？

今回のテーマは「相手に伝わる資料の作り方」。生徒たちは、作成した新聞やリーフレットをより相手に伝わりやすくするための表現方法や構成などを学びました。

授業は前回の復習からスタート。「読みたくなる見出し」を中心に、資料作成のポイントを振り返りました。その後、グループワークでは、各グループ3分間で資料の改善点を議論。「低学年にわかりやすい言葉」「図と説明のバランス」など、限られた時間で意見を出し合い、互いにアイデアを共有しました。

続いて八巻氏がプロの視点からアドバイス。「見出しはキーワードを絞る」「文字の大きさを工夫する」「余白の使い方で見やすさが変わる」など、実践的なコツを伝えました。

チームで協力することで、より良い資料にしたい！

授業後の振り返りでは、生徒たちから次のような声が上がりました。

• もっとたくさんの人に見てもらえる資料にしたい

• チームで協力していくことで、間違っていることや足りないことが分かって完璧な資料が作れると思った

• チームで話し合ったおかげで、いいアイデアが出せた

生徒たちは、相手に伝わりやすい資料を作るには「誰に」「何を」「どう伝えるか」を意識することが重要であると学びました。チームでの意見交換を通して協力の大切さを実感し、自信を持って人前で発表することができたようです。

実践的な学びをもっと

今回の授業は「言葉のプロ」であるライターならではの内容で、外部人材が教室にもたらす価値を強く実感できるものでした。複業先生を活用することで、教科書だけでは得られない実践的な学びを子どもたちに届けることが可能です。

八巻氏は「プロの仕事のポイントを学ぶことは、子どもたちの未来を広げる第一歩」と語ります。今回の授業で得たスキルや経験は、子どもたちが将来どんな場面でも役立てられる「伝える力」の基礎となるでしょう。

未来の学びを広げよう！

複業先生は、学校と社会をつなぐ新しい教育の形です。外部人材の力を教室に取り入れることで、子どもたちがより主体的に、そして楽しみながら学ぶ環境をつくり出します。

これからも「複業先生」は、子どもたちの未来を支える学びを届けていきます。あなたの学校でも、子どもたちの未来を広げる教育を実現してみませんか？