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柔らか躁鬱日記(病気までの経緯③)

不眠症の再々発

1年ほど元気で(というにはやや怪しい日もあったが)過ごしていたが、スタッフの退職や教育面での葛藤、コロナ以降の仕事のやり方の変化、それに対する自身のやり過ぎなまでのハリキリ具合で徐々にまた精神的に追い詰められていった。

私の不調は外的要因はあれど、自分の性格的な面での追い込み具合が多分、人より大きい。
よく言えばお人好しで奉仕的、悪く言えば自意識過剰で自己犠牲を厭わない。出来る限り相手をよく見せる方向で生活している。(未だに、である)

復調後、3月に予算を落とした事が大きなキッカケだと思う。
正直、仕方ないと言えば仕方ない結果で、どう考えても前年にはイベントが多かったが故に好調だったので、今考えればその年取るには無茶な数字だったと思う。
ただ、この月に予算を落とした店舗がうちともう1店舗だったかしら?とにかく少なかったので相当気落ちしたものである。

更にその少し前には他店の店長になる話や、ひいては近々栄転する案も出ていたのだ。あまりに不甲斐なさ過ぎて思い悩む日々が続く。

で、そこからはまた転がるようにメンタルがやられていった。プレッシャーに弱いんだな、人前で何かするのは緊張しないくせに。

不安障害の悪化

再通院は2023年5月。
担当医は変わらずだった。その時期はコロナも落ち着き、以前の様に働けるようになった事により、私と同じ様に再発する人も増えていたらしい。
みんな同じ不安を抱えて生きているんだな。

通院を続ける中、しばらくして働いている時にすら大きな不安に襲われるようになってきた。
元から2歩先、3歩先を考えて動くタイプの人間だが、それすら間違っているのではないかと脳が警告を出してくるのだ。
明らかに今までと違う、と思い担当医に相談。
そこで「不安障害」が悪化している事が判明する。

私の症状は「全般性不安障害」が当てはまる。

学校のことや家族・友達のこと、生活上のいろいろなことが気になり、極度に不安や心配になる状態が半年以上続きます。
不安だけでなく、落ち着きがない、疲れやすい、集中できない、イライラする、筋肉が緊張している、眠れないといった症状もみられます。

厚生労働省サイトより

一口に不安障害といってもいくつか種類があるようなので、もしあれ?と思う人がいたら調べてみるといいと思う。通院するか否かの指標にはなるかもしれない。

さあこうなると一筋縄では行かなくなり、細かな薬の調整やら、以前よりも通院の頻度が増えたりして行く。
すると今度は店に迷惑を掛けているという不安に襲われて、更に体調が悪くなり、酒に逃げたりしたのだ。(酒に逃げるのは昔からだけど)

店長をおりるという決断

ここまで来ると自分をコントロールするのが相当難しくなっており、不安障害はまだしも、繰り返す不眠症はそう簡単に寛解にはならないだろうと自ら判断を下した。何せ3回目だ。

最も適切なのはここで今ある役職をおりる事で自らの負担を減らし、出来るだけ不安や心配をなくしていくのが妥当だろう。
という事で、マネージャーが来たタイミングで降格の相談をした。有難い事に私のすぐ下に当たるスタッフはもう長い事勤務しているので、ある程度の業務を教えれば問題無い。
2度目の不眠症発症から3年後の事であった。

これで逃げ場は見付かった!と思っていたのに、まだまだ悪化するんだよなぁ……

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