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お前はそこにいろ 俺達がボールを運ぶから

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個人戦術・チーム戦術・チーム戦略の3面からロンドの作用を考える

    • リージョ観察日記 20190419 サンフレッチェ広島戦 書きかけ

      プレースピードを上げすぎずに試合を寝かせるには広い視野で情報を高速回転させる必要がある。プレースピードを抑えることで11人の相互関係のなかで情報スループットを上げる。 情報スループットがあがることで時間とスペースをコントロールしていくのだろう。いまは「ある」時間帯はできていても「ある」時間帯にくずれてしまうのが課題。 時間をコントロールする機会を判断ミスからみすみす自ら手放したことが前半、後半の失点につながった。 とくに後半の失点はそれまで時間をコントロールしていただけ

      • リージョ観察日記20190406 松本山雅戦

        ■反町監督の頭の中をのぞく sarri-ball or sori-ball?ボールは死んだ!ここに宣言す。 そしてトランジションでシャドーとウィングバックに神戸のサイドバック裏を狙わせつつセットプレーに賭ける。中途半端にJ1仕様のビルドアップにチャレンジしようものなら浦和戦のように奪われてからピンチを招く(これは試合前の会見でも短期的には解決できないと反町監督自身が述べていた)。 このため飯田スタメンの時点でボールを前進させることは選択肢から消える。彼は守備時にはスィーパー

        • リージョ観察日記20190330ガンバ大阪戦

          ■宮本恒靖監督の頭の中をのぞく 神戸対策 神戸がボールを握って前進してくるのを踏まえ、中断期間はビルドアップに対してどう守備をしていくかということをトレーニングしていたのだろう。2センターバックが大きく開くときにはプレッシャーをかけない。GK前川へのバックパスには必ず前から詰めていく、同時にガンバの最終ラインも前線の動きに連動してあげることで全体陣形、とくに前後の距離をコンパクトに維持したまま圧縮した守備を90分やりたかったんだろう。 ボールを奪う狙いどころはサンペルやイ

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        個人戦術・チーム戦術・チーム戦略の3面からロンドの作用を考える

          リージョ観察日記20190317 清水エスパルス戦

          ■ヨンソン監督の頭の中をのぞく 開幕から2節まで3バック。キャンプからトライしていたようだが動機がよくわからない。ドゥグラス離脱で得点源を欠くことになった。それを埋め合わせするには両サイドの松原・エウシーニョを張り出すことで解決しようとしたのか、それともベティスっぽい構想を以前から温めていたのか。 コンサ戦では一転4バック。これはおそらくミシャ式対策でエウシーニョを張り出す型を狙ったものだけれどカルナヴァルやけどをしてしまった。 そこで、ボールを保持してくる神戸に対して

          リージョ観察日記20190317 清水エスパルス戦

          前半スタートの動き

          前半スタートの動き

          リージョ観察日記20190310 ベガルタ仙台戦

          ■渡邉 監督の頭のなかをのぞく ゲームプランはトランジションを最大に活かしオープンな展開にもっていくこと。ジャーメイン、阿部、石原のフロント3からそう読み取れる。ジャーメインがカップ戦で期待に答えたのと昨シーズン最終節、後半投入されたあとの活躍がイメージにあったか。 ■ポルディの背後スペースをねらえ 神戸のスタートはポルディが内側に入り6番 イニエスタ8番と仙台の3列目を揺さぶりながら両サイドバックを高く上げ、古橋がビジャの周辺でスペースを見つけながら衛星的に動く。Fa

          リージョ観察日記20190310 ベガルタ仙台戦

          リージョ観察日記20190302 サガン鳥栖戦

          ■カレーラス監督の頭のなかを覗く ■開幕戦でみえた課題 キャンプから4-3-3をインストールしてたようだが名古屋戦は3バック。これは例外的な対処療法だったのかもしれないが前半0-0均衡状態で気になった点を挙げるならばシャビエルが名古屋右サイドに流れる、周辺に選手を集めるそうすると鳥栖3列目もスライドして寄せるが、寄せても斜めのパスを通されたところ。またジョーが中間ポジションに落ちてくると誰が見るのか不明瞭になっていた点。 ■カレーラス監督のチームビルディングは? トーレス

          リージョ観察日記20190302 サガン鳥栖戦

          リージョ観察日記20190222 セレッソ戦後半その2

          64:03 水沼から都倉 都倉1トップ シャドー柿谷、清武へ 67:12 都倉が寄せてきても引きつけながら1トップ脇から西にリリースできる蛍はGOOD 「味方に寄るなスペース消える 相手をギリギリ引きつけてからリリースしろ」 69:06 清武からレアンドロデサバト ソウザがこれでシャドーに上がる。 その2分後に三原から古橋 古橋は3トップ中央へ。蛍はアンカーへ。 ファーストディフェンスで適切にコースを切っていくよりもダンプカーのようにとりあえず突っ込む都倉の渡部へのフ

          リージョ観察日記20190222 セレッソ戦後半その2

          リージョ観察日記20190222 セレッソ戦後半その1

          ■ハーフタイムをはさんで明確になったセレッソのファーストディフェンス 開始直後 一列目を引きつけていなせる大崎には清武、ビルドアップの出口になりえる西には丸橋がタイトに寄せる。 51:08 51:47 渡部がボールを持ったときはには放置気味 ビルドアップで西、大崎らのビルドアップ起点になりうる存在に「時間とスペースの貯金」を作られることを警戒している。 このためボールは神戸の左サイド、初瀬から動き出すことが多くなる。 54:06 ただそれでも渡部も前にスペースがある場

          リージョ観察日記20190222 セレッソ戦後半その1

          リージョ観察日記20190222 セレッソ戦前半

          シェイプとメカニズムの関係について セレッソの3バックは予想していたんじゃないのかと思わせるシェイプ(布陣)。 3バックの脇の大外にビジャ、ポルディを張らせイニエスタを中央のフリーマンとして配置するのはプラン通りのように見えた。中盤ダイヤモンド風で中央で引きつけサイドへ展開。 ワイドのフィニッシャーとサイドバックがオフェンス時にタンデムを維持する。 このメリットとしては、中央で不用意に奪われカウンターを食らうリスクを避けることができる。ボール前進しながらもネガティブトラ

          リージョ観察日記20190222 セレッソ戦前半

          リージョ観察日記20181202ベガルタ仙台戦-4

          (承前) 2-0以降のボールロストから被カウンターをひたすら拾い上げる。 54:13 郷家が相手ボックス付近で失い 伊野波が寄せるも交わされることで板倉に運ばれてしまう 58分 阿部拓馬とハモンいれて仙台は4-4-1にシフト 65:36 仙台ボックス付近 マイナスクロスを拾った仙台はドリブルで伊野波を交わしジャーメインがタッチライン際で加速する(戻った伊野波がタックルで防ぐ) 68:07 三田のパスミス阿部拓馬ージャーメインー野津田で運ばれ古林がクロス 71:19

          リージョ観察日記20181202ベガルタ仙台戦-4

          リージョ観察日記20181202ベガルタ仙台戦-3

          後半開始直後の仙台の守備 10人の仙台。 ファーストディフェンスでは1トップ石原とボールサイドのシャドー2枚で ディフェンシブサードではシャドーが落ちて5-3で自陣スペースを埋めることを最優先する。 仙台のファーストディフェンスに対する神戸のビルドアップ 48:30 2CB+アンカ-+サイドバックの2-3もしくはW陣形  3センターの残り二枚はアンカーとトライアングルを形成し2(CB)-3(アンカー 両サイドバック)-2(3センター残り2枚)-3(イニエスタ、古橋、ポド

          リージョ観察日記20181202ベガルタ仙台戦-3

          リージョ観察日記20181202ベガルタ仙台戦-2

          (承前) 神戸のビルドアップ 8分あたりまで いつもの藤田のポジションに伊野波。伊野波のところに郷家 アンカーの伊野波はが落ちて3バック。 三田と郷家は仙台のツートップ-シャドーの脇あたりにポジショニングする。仙台のフロント44ボックス陣形内を避け、ツートップ脇あたりからボールを前進させたいと言う目論見が見える イニエスタは仙台のアンカー富田の背番号が見える位置に。 ポルディのシュート 仙台が雑にけったセカンドボールを回収してボールを前進させた。このとき仙台のフロント4

          リージョ観察日記20181202ベガルタ仙台戦-2

          リージョ観察日記20181202ベガルタ仙台戦-1

          ベガルタ仙台が準備してきた仕込み 前節と同じ布陣3-1-4-2。 メンバーは水曜日の天皇杯にプライオリティを置いたようで多少の入れ替えがあった。 ファーストディフェンス 中央への縦パスを消しながらトップ、シャドー、ウィングバック3枚でダイアゴナルな壁を作る。神戸のセンターバックとサイドバックにボールが入った時に圧を高めてくる。 ミドルサードではボールサイドのシャドーが落ちてくることでアンカー脇スペースを防御。ただウィングバックの落ちるタイミングが早いと自陣で5-3守備に

          リージョ観察日記20181202ベガルタ仙台戦-1

          リージョ観察日記20181124清水エスパルス戦

          神戸のビルドアップ 試合開始 CBが広がりGK含めアンカー藤田が落ちない菱形。これは試合開始からアンカーが落ちていた鳥栖戦から修正した部分。藤田は清水のツートップの背中が見えるポジショニング。 清水のファーストディフェンス 前2節の清水のファーストディフェンスは相手3列目のひとりを2トップが挟む形から入り2CBは放置気味だったがこの試合では2CBにフォーカスしてきた。ここでブスケツと違いターンできずGKにそのまま戻してしまうシーンが目に付いたのが課題。GKから張り出した

          リージョ観察日記20181124清水エスパルス戦