タツノオトシゴと海の照らす青。
そらをおよぐ竜が子をおとしたのは、海の中。
海におちた子を『竜の落とし子』と云った。
時折からだをうかばせて、
海から顔を出し、
空を見上げて想うのは、消えた竜の母のこと。
そんなタツノオトシゴを眺めながら海は、
タツノオトシゴを淡い色で照らし、恋心を抱く。
タツノオトシゴの色は、海が照らす淡さ。
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そらをおよぐ竜が子をおとしたのは、海の中。
海におちた子を『竜の落とし子』と云った。
時折からだをうかばせて、
海から顔を出し、
空を見上げて想うのは、消えた竜の母のこと。
そんなタツノオトシゴを眺めながら海は、
タツノオトシゴを淡い色で照らし、恋心を抱く。
タツノオトシゴの色は、海が照らす淡さ。