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高級消費財/ラグジュアリーEC 売り場設計方法_1
今回はECサイトへ来訪した消費者に自ブランドを選ぶ理由を説明する売り場作りについて話します。以下ファネル図の②の壁を乗り越えて頂くための取り組みです。
高級消費財は機能や価格よりも所有することで気分が高揚するか否かが購入判断軸となります。つまり売り手側はブランドのステータスとデザイン性の高さが納得のいくものであるかということを説明することで、自社ブランドを選んでいただける可能性が上がります。
高級消費財 EC運営の実情-集客編-
ここではEC担当者が求められる、ブランディング目的でない費用対効果が見合う集客方法のみ考察いたします。
まず一般的に商品(ブランド)を認知させて新規トラフィックをサイトに呼び込んだ後、購入に至るまでは以下図の通り3つの壁(①~③)があります。
感性に訴えかける高級ライフスタイル商材(ブランド ファッション、インテリア、コスメなど)の場合、
・商品デザインもしくは価格が魅力的でない限り強い購入意欲
高級消費財ビジネスの売上変数とEC運営の実情
私は5年ほど外資の高級消費財ブランドの日本支社でEC運営をしていますが、この業界では自力で売上を改善する(V字回復する)ことの難しさを痛感します。
それは売上変数として"商品デザイン”と"価格"の2つがビジネスのほとんどを支配しているからです。
日用品や食品や家電などといった消費者の生活課題に対するソリューションとして購買を誘発する産業の場合は、"消費者インサイト"と言われる生活課題と商品の提