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そんなの誰が欲しがるの?
洗濯されないように大事に抱えていたボロボロのデニム。
それを見て当時の彼女に怪訝な顔で言い放たれた言葉。
ダメージで糸がむき出しになっていて汚れて見える・・・
グランジデニム ロック音楽のジャンルのひとつ。「汚れた」、「薄汚い」という意味
- これはファッションなんだよ。
理解されるわけもない。
キムタクこと木村拓哉さんがドラマで着用していた人気のモデル。
めっちゃプレミアが付いてるんだから!
と、力説しても
「誰がそんなの欲しがるの?」
本日2回目だ。
確かに一般人から見ればただの薄汚いデニム。
これに価値があるなんて、私の住んでる地域では
恐らく100人中99人が価値のない物だと思うでしょう。
ここで皆さんはピンときたと思います。
(100人に1人が価値を知っている。=欲しいかも)
その通りなんですが、、
もっと深く突っ込むと
100人に1人しか知っていない = ライバルが少ない
つまりどうゆうことでしょう。
こんなニッチな商品は別に持ってても意味がないと思いますよね。
ここから挽回の時間です。
デニムだけ見て欲しいと思った人 → 1人/100人
だったのが
キムタクが着用した事をしって
→ 12人/100人
となったらどうでしょう。
キムタクがドラマで着用したり
メンズノンノでも同アイテムが紹介されたりすると
分子の部分なんてどんどん増えていくんです。
(知名度が上がってきたら買えばいいじゃん)
みんなが欲しいと思った瞬間なんて時間との勝負なんです。
既に公式通販サイトでは品切れ。
どの店舗でも品薄状態。
最後に皆さんが行き着くところは・・。
ヤフオクですよね。(昔でいえば一択)
このデニム自体は定価29000円+税でした。
売却は当時で5~6万円でも飛ぶように売れてました。
既に価値を嗅ぎつけたテンバイヤーの皆さんは
恵比寿にある本店に列をつくってました。
しまいにはホームレスにお金を渡して並ばせたという逸話まで存在します。
ちなみに私はこの時の転売を繰り返すだけで
一般の学生が一年程度のバイトで得る収入を
軽く超えていたと思います。
何が言いたいかというと。
人の価値感なんていくらでも変わります。
特に衣類や小物なんて単なるマテリアルですが、定価なんてあってないものなんです。
それに気づかせてくれるきっかけとなったデニムを今回紹介しましたが
ここから人の価値について勉強するようになりました。