マガジン

  • 個人的プレイリストのライナーノーツ

    とあるプレイリストにまとめた曲を、一曲ずつ触れていく。 ごく私的な記録。

  • アルバムについて

    アルバム一枚について触れていく。 プレイリストは基本的には曲単位、これはアルバム単位。

最近の記事

センパツ

美容院で2番目に好きなのは、髪を洗ってもらうことだ。 (1番目は新しい髪型になること。) 毎度、気持ち良いし、スッキリする。 結構な年になるまで「美容師の彼女ができたら家でやってもらえるのかぁ」と思っていた。馬鹿である。 結構な年になってから「彼女に家でまで仕事させようとしてるじゃんマジ最低」と気づいてからは考えなくなった。 私は家で仕事上の技能を求められたら、キレる。 いや大袈裟だけど。ちょっと嫌なのは事実。 大抵の人はそうだろう。 先生に家で何か教えてと言ったら「こ

    • 献血

      血管が逃げる。 どこの看護師にもそう言われる。 私の血管はだいぶ動くらしい。どこへ行っても「逃げる」と言われる。 採血に困ってた看護師に「血管が逃げるとよく言われる」と伝えたら「そうなんですよ!」と我が意を得たりな顔で言われた。 苦労をかけて申し訳ない。 人生の大部分を肥満で過ごしていたので、「太っているので血管が見えません」のオブラート表現だと思っていたけれど、40kg痩せても全く同じことを言われるし、そういうことではないらしい。 直接的に「太ってますもんねぇ」と言った

      • 死んだくらいじゃ許さない

        死んだくらいじゃ許さない。 そう言ったことがあった。 聞いた人は引いていた。 末代まで呪うとか、祟るとか。そういった方向で受け取られたらしかった。 初めての職場には、物凄く馬の合わない直属の上司がいた。 仕事はできないし、誰よりも疲れたアピールをするし、何より意見に一貫性がなかった。 私は、大抵の人とは(本当に大抵の人とは)それなりに上手くやるけれど、この人だけはだめだった。本当の意味で必要最低限しか会話をしなかった。 入職してから2,3年経って、人事異動があった。

        • My Top Songs 2023 その4

          21.『悪党の詩』D.O 練馬のクルー、練マザファッカーのD.O。 彼の喋りが面白くてですね。YouTubeで対談してたりすると全部見ちゃうんですよ。 特に、NZAこと芸人の永野と話しているものはとても良かった。NZAが良かったというのもあるんですけどね。私、NZAが誰かと対談してても見ちゃうんで。もはやどっち目当てだって話なんですけど。 その延長線で久しぶりに聞いてみたって感じ。 22.『恋をこえろ(Live from《ドレスコーズの味園ユニバース》) 』ドレスコーズ

        マガジン

        • 個人的プレイリストのライナーノーツ
          38本
        • アルバムについて
          3本

        記事

          My Top Songs 2023 その3

          11.『愛のテーマ(Live from《ドレスコーズの味園ユニバース》) 』ドレスコーズ とりあえず、もうこの音源は繰り返し聴いてたんでしょうね。 「2人の距離それがこの世界の直径 そしてそれを縮めていく、人類の歴史」 と多幸感ぶっちぎりの浮かれたことを歌い、 「「ねえ結婚しようよ」「子供をつくろうよ」…こうして世界はひとつになるのだ!」 と、2人が、2人そのものが世界であり、一緒になることが世界がひとつになることだと言ってのける。悠々自適さ、傲慢さ。終始浮かれきってるこの

          My Top Songs 2023 その3

          My Top Songs 2023 その2

          6.『回春』女王蜂 私、この曲を聴いてた時期がある記憶はあるんだけど、それは満島ひかりをゲストボーカルに迎えたバージョンなのよね。『回春』は女王蜂が過去にリリースした曲『売春』を明らかに意識した曲である。『売春』は女王蜂フロントマンのアヴちゃんが男声女声を1人でレコーディングし、擬似デュエットをしている曲である。そして、そんな曲にゲストボーカルを迎えて本当のデュエットにしたのが『売旬』。(タイトルの漢字が違うのはゲスト側の事務所とかに引っかかったんじゃないかと、当時の私は下衆

          My Top Songs 2023 その2

          My Top Songs 2023 その1

          1年前にも、Spotifyが生成したこのプレイリストを記事にしていた。『My Top Songs 2023』とは再生履歴を元にSpotifyが生成したユーザー別のプレイリストのことだ。Spotifyだけじゃなく、大抵のストリーミングサービスで似たようなプレイリストが用意されていて、11月末くらいになるとソーシャルメディアで盛り上がる。 …12月に聴いた音楽はどうなるんだろう、と毎度思うのだけど。 さて、今年も昨年の自分を真似て10曲ずつ取り上げようと思う。 今年はほとんど音

          My Top Songs 2023 その1

          夏恋注意報

          SHISHAMO。 恋愛ソングのヒットメイカー。 即ち、メインの支持層はティーンエイジャーのガールとかなのかな、と思いつつ、フツーに好きなスリーピースのガールズバンド。 なんで好きなんだろう。私は色恋の歌に興味が特別あるわけではないので、正直そこがポイントではない。歌と言葉とメロディがバチッとあってる、みたいな意味ではストーリーも魅力ではあるけど、その内容で好んでるわけではない。 失恋ソングが好きとか成就手前歌ってるのが好きとかそういう類ではないということだ。 なんとなく

          夏恋注意報

          Open The Window

          初めて新譜を聴いた時の記憶って、大体すぐ曖昧になってしまう。 だから率直に残してみた。 ひあうぃご。 1.After6 既発曲。改めてちゃんと聴くのは久しぶり。エディットされたものはラジオで定期的に聴いているけれど、通しで聴くと感じ方も変わる。ゆってもシングルカットから何年も経ってるので新鮮さというよりはノスタルジーに近い感覚。 2.My Runway feat.Rei 先行リリースされていた曲。今回の新譜に関してはラジオでの解禁などは聴いておらず、年単位の既発曲(Aft

          Open The Window

          新しい音楽の私的マイルストーン 第一回

          最近、と言っても気づけばここ何年も、新しい音楽に心が動きにくくなった。 色々と理由は思いつくけれど、私の中でこの状態は「不健全」であり、「つまらない」ことだ。 動きにくくなったとは言え、全く動かなくなったわけではない。従って、その少しでも動いた何かを書き残していこうというのが、今回の試作である。 過去に38本程書き散らしている自分の好きな曲に関する駄文は、質が悪い割にはかなりカロリーを使って書いているので時間もかかるし、それなりに書き直しを重ねている。大体は己の好きな曲につ

          新しい音楽の私的マイルストーン 第一回

          視座

          書いても気づかれないくらいに間が空いてしまった。 けれども書く。 なんだか、ここ数年はほとんど新しい音楽に心が動かない。 前から好んで聴いていたミュージシャンの新譜であれば多少は聴くけれど、それでも旧譜ほどではない。まるっきり新しい音楽を好むことはほとんどなくなってしまったと言っても差し支えない。 こんなにつまらないことはない。 本当なら、新しい音楽にときめくべきだと思ってる。 古い音楽の価値を軽んじてるわけでも、流行りの音楽に同調するべきだと言ってるわけでもない。

          A子さんの前に

          本屋に行く理由を考えてみた。というより、結果的に本屋に行く理由に辿り着いた。 私が本を見つける方法はざっくり大きく分けて2つ。1つが自分で本屋で見つける。もう1つが人に紹介される。後者は面と向かっての知り合いの知人友人の他に、好きな著名人(例えばミュージシャンや作家)のInstagramや Twitterでの投稿なども含む。少なからずコモンセンスがあるから関係が続いているであろう知人友人以上に、自分の趣味嗜好で能動的に関係を続けているミュージシャンが勧めている作品はベン図的

          A子さんの前に

          世紀末『殺さない彼と死なない彼女』

          乗り遅れるのが好きじゃない。 既に有名になっているものに後乗りするのが苦手だ。最初から知っていたというおような古参面をしたい訳ではないが、盛り上がっている界隈にあとからノコノコと入っていくのはとても億劫だ。 そんな私が苦手な本は「実写化決定」の帯がついた本だ。元々は単体の作品であった本や漫画が「原作」という起点になり、作品世界がさらに広がっていく。そんな祭りに後から入るのは、著しく億劫だ。 本来、人気があって、実写化やら舞台化やらノベライズやらコミカライズやらと言った、メ

          世紀末『殺さない彼と死なない彼女』

          My Top Songs 2022 91〜101

          91.『Cube』星野源 星野源にしてはピンと来なかった、というか。提供する作品選びとかしないのかな、と不安になった曲。、 92.『911エブリデイ』RHYMESTER RHYMESTERの名盤『グレイゾーン』より。『グレイゾーン』RHYMESTERのアルバムで1番好きかもしれない。 93.『王墓』Dos Monos 聴いてたのか? 94.『中央線』きのこ帝国 今年は中央線によく乗った。来年も乗ると良いな。 95.『common式』ドレスコーズ レコーディングエンジニ

          My Top Songs 2022 91〜101

          My Top Songs 2022 81〜90

          81.『二人の間』クリープハイプ 「あいだ」ではなく「ま」と読む。 82.『花束』サンボマスター Netflixの番組の主題歌だったので一時期聴いていた。 83.『君と夏フェス』SHISHAMO あまずっぺぇな。 84.『田園(LIVE 2015 旭川)』玉置浩二 玉置浩二は『ルーキー』が好きです。幼稚園の時に教育テレビで流れてたので。 85.『だいすき』岡村靖幸 オリジナルバージョンではなくて、アルバム『エチケット』のパープルエディションのもの。『エチケット』は半ラ

          My Top Songs 2022 81〜90

          My Top Songs 2022 71〜80

          71.『オー!チャイナ!』挫・人間 軽快アジアンモティーフロック(勝手に命名)。他には毛皮のマリーズ『上海姑娘』、サラバーズ『オールド台湾』など。 72.『恋愛重症』奇妙礼太郎 志磨遼平提供曲。ギターパンダ版じゃなくこちらも100曲に入っていた。ギターパンダはギターロック的なのに対して、奇妙礼太郎はピアノ弾き語りスタイル。同じ曲なのでどちらも好きではあるけれど、私は奇妙礼太郎の方が好き。奇妙礼太郎、こういうラブソング似合いすぎる。恋愛を病をメタファーに語るのは、恋愛感情が一

          My Top Songs 2022 71〜80