やりたいこと

好きなバーチャルライバーの姿で苦しくなって耐えられないという話をひとつ前に書いた。
書いている今も絶賛動揺中なので、つらつら心持ちを書こうと思う。

今この瞬間、何が夢で何がやりたいのか、何になりたいのか、わからなくなってきてしまっている。
音楽、バンドというけど、身近に見てきたりしたバンドマンたちやあの周辺の独特の雰囲気は得意とは言えないし、あの中の1人になりたいかというと少し違う。
バーチャルの世界に憧れはあるけど、わざわざバーチャルな世界を使ってまで僕だけが表したいものが、表せるものがあるかと言われると首を傾げてしまう。
配信業にも強く興味があるし、そういうことも夢のひとつに、、と思っていたが、今もただのファンのままだ。
それぞれの世界に寄せるために必要な技術、センスは山ほどある。音楽、特にドラムに一先ず集中しようと思っていたそれも、途方もない道のりで気が遠くなる。
そして何をやるにもその世界の人々に出会いに行き、自分の姿と力で証明してみせなければならない。少なくとも、考えているだけでは、1人で部屋で練習しているだけでは何にもならない、誰にも見つけてもらえない。
いつもこの辺まで考えて思う、とにかく時間がないし、要領も何もかもが悪い。いっぺんに全てに手を出すことは、金も自分の精神力も許してくれない。でも何かしなければ。人に会いに行くか?相談してみるか?でも大言壮語を並べたあとに、実際の自分の何を差し出せる?まだ足りないんじゃないのか?じゃあ足りる日は来るのか??、、、



僕が改めてやりたいと思えること、それのために生きてやろうと、なにかと考えればそれは音楽だと、そう思ったのはなぜだったかと言えば、この先何度バーチャルライバー達を見ても、大好きなバンドを見ても、敬愛するたくさんの曲を聴いても、自分がそちら側でないことへの感情が、死ぬまで付きまとうだろうと思ったからだ。
それにはとても耐えられない、そして自分には生きてまでやりたいと思えることなんて、普通に就職しようとしてもあまりに見えてこなかった。心が死んで仕方がなかった。
何度も考えてきて、一度諦めようともしてみた。でも、夢と感じたそれを諦めてしまったら、本当に死ぬ以外の道を見出だせない、死ぬのは怖いし、悲しんでくれる人もいる。だったら、と、腹を括ることにしたのが数ヵ月前、という状態でいるのが僕だ。

でもそこまで考え抜いた夢さえ、解像度を上げれば、手段と目的を取り違えたようにしか見えてこなくなる。本当に自ら掴みたければ、その先にしたいことがなにか、できることがなにかを語るべきなのに、それをぼやかしているばかり。音楽だとしても、音楽で何がしたい?何ができる?

大層に並べたが、こんなそこら中に転がっているようなお悩みとにらめっこしている暇こそないということもわかってはいる。
悔しいだかなんだか知らないが、やりたいならやるしかないのだ。
やりたくなければ、僕なりに僕について言えば、死ぬしかないのだ。

どんなに時間がなくとも、どんなに才能を感じられなくとも、やりたいならば、夢だと思うならば、やるだけ。
例えこの思考過程全てを通して自分自身が「あちら側」でないことを示していたとしても。
全ては結果が出るまでわからないことなのだから。

そうでないなら、僕は死ぬだけ。
わかってるんだよな。

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