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添い寝猫ももた

冬の間、ももたは布団の中で寝ることが増えました。
ももたが我が家に来て8年か9年ぐらいになると思うのですが(かいぬしは適当です)、最初の数年は布団の中に入ろうともしませんでした。
それが3-4年ぐらい前ぐらい、寒い季節の中に布団の中に入れてみると、落ち着かない。
興奮した様子で、喉をごろごろ、鼻をぷひぷひ鳴らしながら、ぐるぐるとその場を右回り、座っては立ち上がって、ぐるぐると左回り、座っては立ち上がって、走って出ていく。
そんな落ち着かない子でした。

事故にあってから後、枕元で寝ることが多かったので、そのまますんなりと布団の中に入るようになりました。
最初は香箱座りで、盛大にくしゃみをするところから始まります。
鼻にごはんがつまりやすいのは相変わらずで、猫ごはんのにおいが毛布につくのはしかたがないです。

ももたをしばらく撫でていると、横向きに寝ている私の腹や太ももにもたれかかって、丸まります。
それからしばらくすると、今度は背中を預ける形ではなく、私の腹に足をつける形に丸まります。
腹を蹴飛ばしたり、爪を立てたり、ふみふみしたり。
それが収まると、何時間か熟睡する、というのが、添い寝猫ももたの行動パターン。

時折、多くは明け方なのですが、ももたが前兆なく飛び起きて、布団から飛び出ることがあります。
それはそれはすごい勢いで、ジャンプして私を飛び越え、走り去る。
布団以外の場所で寝ている時にも、たまにこのような行動が見られます。
たたたっと走った後、ももたはきょとんとした様子で、しばらくするとお気に入りの寝床に移ります。

朝刊を配る新聞屋さんのバイクの音?
カラスたちの鳴き声が聞こえたら??
それとも、夢を見るのでしょうか。

寝ている猫をよく観察すると、閉じたまぶたの下で目が動いている時と、目が動いていない時がよくわかります。
前者は、REM(Rapid Eye Movement)睡眠時であり、夢を見ている時で、「ニャニャニャ」と寝言を言ったりします。
後者は、non-REM睡眠になります。
つまり、猫もまた夢を見る生き物なのです。

先代猫が3週間ほど行方不明になった時、いない時はどうしているのか、どこにいるのか、考えたものです。
帰ってきて、安心して、それから気づきました。
帰って来てくれても、いなかった時間に何があったのか、知るすべはないのです。
残念ながら、私は彼女の言葉がわからなかったから。

ももたのことも同じで、ももたがどんな夢を見ているのかわかりませんが、人間だったら事故の夢を見てもおかしくない。
深夜から朝早くの事故だったら、夜明け前後にカラスにつつかれたりしなかっただろうかと想像してしまい、家族に考え過ぎ!と言われてしまいました。
カラスさんたちも、好きな生き物なんですけど、そこは別にして、あの事故に遭った朝、ももたはどうしていたんだろうと想像して、胸がきゅっと締まるのです。

とはいえ、今は家の中で、なるべくご機嫌さんで過ごしていてくれれば。
そう願いすぎて、ごはんを奮発しすぎ、なんだかももたが丸々としてきてしまいました。

弟猫の方もケガをして、膿んでしまい、その膿で皮膚を炎症を起こしたり、手術をしたりで、次から次になにか起きます。
今日も我が家は猫たちがにぎやかです。

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