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ももた、3回目の手術(治療費とサポートの中間報告含む)

これまでの記録にない規模の台風が近づく中、昨日はももたの3回目の手術でした。

8月の事故で左目が突出してしまい、その摘出をしたのが1回目の入院と手術でした。
退院1週間後、摘出した側の眼窩に膿が溜まっていることがわかりました。そのケアのために、縫い合わせたまぶたを再切開したのが、2回目の入院と手術でした。

さて、その後、ももたは退院した初日はすたすたと歩き回っていたものの、その後は部屋の隅にこもって寝てばかり。
これは、1回目の退院後のほうが活発だったのではないか?という日が続きました。
食も細く、水を飲もうとせず、排便もしない。
まぶたの抜糸の予約の前に、動物病院に電話して、一旦、受診することにしました。

血液検査の結果は悪くないことから、やはり、脱水気味の疑い。
退院から5日間で体重も0.3kg減少していました。
レントゲンもしてもらい、便秘というよりは、便が溜まっていないから排便しないのだろうという見立てになりました。
人間だって、食べない、飲まない、動かないだと、出るものが出ませんものね。

では、なんで食べないのか?
そこで指摘されたのが、顎がずれたことで、下の牙が口蓋に刺さって傷をつけており、それが痛いのでは?ということでした。
口の中の傷を見せてもらって、これはいけない、と思いました。

ももたのケガは、首から上だけ、左側だけなのですが、目の周りや鼻、上下の顎のといったあらゆる骨が骨折したものでした。
当初から下顎は治療の対象になっており、特殊なパーツが必要になると言われていました。
しかし、ほんにんが食事をとれるなら、無理に手術する必要はないとも、言われました。
お医者さんなりに、おそらく治療費をおさえようという心遣いもあって、なるべく最低限の手術ですませようと様子見をしながらここまで来たのだと思います。

ももたはもともとキバ見え猫。
しっかりとキバが長くて、自分の唇を傷つけていたことがあります。
小さいとはいえ肉食獣。あまがみで何度、内出血したことか。
朝食を用意するのが遅くなると、アキレス腱のあたりを後ろから噛みついてひねるといういやらしいことをしてくるんです。
家の中では足首までの長さの服しか着ないようにしていたぐらい。
それでも、ズボンのすそに顔を入れて噛みつこうとするので、朝は大騒ぎをしていたものです。

ももたは事故後すぐの手術で折れた左下の牙を抜歯して、三本の牙が残る状態になりました。
上下の顎の骨が折れた上に、下顎が向かって右側にずれており、牙が互い違いになっていました。
不動明王さまの口元のような感じです。
当初は外見の変化に自分も慣れなくて、ももたの片目も、よだれがたれ続けてしまう口元も、痛々しくて見るのがつらい気持ちも感じたものです。
日が経つにつれ、舌が口中におさまりきらないので、右よりにちらりとのぞくところが、むしろ、愛嬌を増したように感じるようになりました。
ですから、見栄えをもとに近づけるためにだけだったら手術する必要はないと、私も考えてきました。
外見をこれ以上もとに戻そうとしなくてもいい、生存に問題なければ顎の手術はしなくてもよいと思っていたのです。

けれども、残っている牙であらたな傷を作っているとなると、話は別です。
このずれたかみ合わせのままだと、傷は常にフレッシュな状態ということになります。
放置するとよろしくないだろうと、たやすく想像できました。
口中で常に膿むような傷があっては大変です。他の不調を引き起こすこともあるでしょう。
ですから、これは今回の食べる食べないに関わらず、治療してあげないといけないと判断しました。

その日は補液をしてもらって一旦帰宅。
それで体調を取り戻したのか、その夜と翌日は、ももたも比較的よく食事を食べてくれました。
私がたまたま抗がん剤治療の直後で家にいる週だったため、なるべくももたと一緒にいるように心がけました。
思い返せば、以前よりも撫でる回数、そばにいる時間が減っている気がしたのです。
痩せて背骨がごつごつした体を撫でていると、くるりと丸くなって喜ぶのは、いつものももたに相違ないのに、なんで私は遠巻きにしていたのか。
膝の上で丸くなっては胸にもたれるので、小さな息子を持たせてもらったような甘やかな喜びをくれるのも、いつものももたです。
表面を撫でるように軽く櫛をしたり、スキンシップをしっかり取ることで、少しでも安心してほしいと思いました。

そして、金曜日、ぷりりと排便してくれたももたを連れて、動物病院へ。
まぶたの抜糸と、顎の整復手術をお願いしてきました。
入院は1-2週間、予算は20-30万ぐらいになりそうです。
みなさんの御支援があったからこそ、ここまで、治療をためらわずに受けさせることができました。
感謝しても、しても、つきません。

これが最後の手術になるといいなぁ。
痛い思いばかりさせるのも嫌だし、家にあの子がいないことがとても寂しいです。

中間報告となりますが、これまでのももたの治療にかかった費用を記録しておきます。
1.1回目の入院と手術:502,260円
2.2回目の入院と手術:167,200円
3.途中の受診:6,600+22,000円
現在の合計:698,060円

また、これまで寄付していただいた総額は
note:8月分:735,979円(うち、手数料をひいた金額619,924円を受け取る予定です)
note:9月分:83,900円
その他:43000円
合計862,879円となります。
もしも治療費に余りが出ましたら寄付を…と考えておりましたが、3回目の入院と手術の費用に使わせていただきます。
そのうえで、私自身の今後の収入から、次に治療費を必要としている方や、あるいは動物愛護に関わる活動など、恩送りを心がけて参ります。

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