『井賀論。』 vol.6 “標準レンズ一本を武器に自ら寄っていけ”
ROUND6 カメラではない人が撮るのだ
写真家はある意味ごっつあんゴールを狙うフォワードでなければならない。相手ゴール前に陣取って目の前に転がってきたボールに素早く反応してゴールに叩き込む。優れた写真家とはいわばサッカーでいうところのフォワードのようなものである。なにもドリブルで5人を抜き去って華麗にシュートを決める必要はない。貪欲さと反応の良さ。それが写真家に求められる資質だ。
ここから先は
788字
/
19画像
¥ 130
この記事が参加している募集
頂いたご支援は取材費に充てさせていただきます。その体験を写真や文章を通じ、みなさまにフィードバックできたらなと考えます。