変わらない強さ
「うまくいかない」「つらい」「なぜわたしは、こんな人間なんだろう」。
調子の良い時と悪い時の波が激しいわたしは、時折こうしたマイナスのマインドの波に飲まれます。
そして、「変わろう」とします。でも、振り返ってみると、その前後、右往左往したわたしの感情を無視した様に、わたしの肉体や脳みそ、細胞は変わっていません。はぁ。人間ってそう簡単に変われないものか、とため息がもれます。
一方で夫とはというと、常に精神的に安定している様に見えて羨ましくもあります。そこからは「変わらない強さ」をひしひしと感じます。毎朝平日と土曜日(日曜日は筋肉を休める)ジムで2時間筋トレをして、意気揚々とプロテイン系飲料や食べ物を買って帰ってきます。筋肉をつけて堂々と在宅勤務をこなしていく様は、なんだか近くにいても、遠い存在です。
そんな夫に、目標とか、夢を聞いてみると、特にないのだそう。ここがまた、わたしと雲泥の差。わたしは程遠い目標や、叶うわけない様なアメリカンドリーム的な夢が毎日心に生まれるわけですが。夫はこんなに努力しても、平然と変わらないことを望んでいる。そこからは「変わらない強さ」を感じます。
「変わらない」って、すごく難しいことだと思うんです。日々人は少なからず歳をとり、老いていくはず。「変わらない」のは、「変わっていない」のではなく、いかにも「変わらない様に変わっている」ということなんですよね。
未熟なわたしはそれでもビックドリームを頭に描いては、にまにましたり、がっかりしたり。それもまた、「変わらない強さ」ということにしましょうか。はて。
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