ちょっと見て!!頼む🙏 創作都市伝説
創作の都市伝説となっております。
第1幕 鐘の音が鳴る家
ある男女の2人は幼馴染で30歳までにお互い相手がいなかったら結婚しようと子供の時に言い、30歳を迎えたその日、本当に結婚したそうです。
妻は家を建てるときに特に重要視したのが土地だそうですが昔、廃屋がありそれを取り壊してから建てた家だそうです。そこは2人の思い出の場所で小さい頃2人でよくそこに忍び込んで遊んでいたそうです。
妻は言いました、「あそこであなたとおままごとしていたことがずっと忘れられなくてあなたと暮らすのならここに住みたい」と。男も確かに思い入れがあり、妻の話を聞くうちにあそこに住みたいと思う様になりました。妻は甲斐甲斐しく家が立っていく様を何度も何度も見に行き、職人さんにコーヒーやお菓子を振る舞っていました。遂に完成した家にお互い感極まってその日は泣いてしまったそうです。
しかし、住んだその日、男は異変に気付きました。夜中のことです。隣で寝ているはずの妻の姿はなく、そして何か鐘の音の様なものが遠くから聞こえてきます。男は恐る恐る鐘の音が鳴る方に近づいて行きます。どんどんと音は大きくなり、女の嗤い声の様なものが聞こえてきます。
とてつもない恐怖心に抗いつつも、もしかしたら妻の身に何かあったのかもしれないと男は急いで近づいて行き、とうとうその場所に男は辿り着きました。
そこには昔おままごとの時に使っていたオモチャの鐘を鳴らしながら嗤う妻が1人でいました。男は恐る恐る妻に尋ねました。「何をやってるんだい?」すると妻は言いました。「あなたに今までついていた悪い蟲(女)たちを供養してあげてるのよ。この子達がいなくなったおかげであなたと幸せになれるんだもの」と。満面の笑顔で嗤う女に男は強烈に恐怖してしまいますが、今までのこと全てに合点がいきました。今まで付き合いそうになっていた女性が急に連絡がとれなくなったり、付き合ったとしても1ヶ月ほどで連絡がとれなくなっていました。その時は自分に悪いところがあったんだろうなと思っていただけで、ましてや、それが何度も続くので別れる時はそういうものと思い込んでいたのです。新居の庭の隅から掘り起こした大量の骨を持ち、オモチャの鐘を鳴らしながら女は嗤いながら言いました。
「あなた幸せになりましょうね」
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