アルカニア

11月は創作都市伝説やっていきまーす。文字で遊びたいそんな33歳平社員,くだらないことをやっていきたい。たぶんそれが最高😊

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短い小説見てって🙌   創作都市伝説

第8幕 顎引きババア とある国のとある時代そこには王の后(きさき)を決める熾烈な争いがあった。 王は幼少の頃より貴族の娘たちからのおべっか、媚びへつらい。そしてすぐに他者を欺き騙すこの者たちが我慢ならなかった。この貴族の女たちの中から后にしたいと思えるものがただの1人もいなかったのだ。しかし子を、王子を成さねばこの国の先行きも暗くなる。臣下の者と話し合い、全国民のうち15歳〜21歳までの女に王への謁見をする様におふれを出しその中から后を選ぶことを宣言したのだった。すでに籍を

    • ちょっと見てって🙌   創作都市伝説

      第7幕 実家の裏にある古井戸 敵側の村を占領した時、井戸を使えなくするため、糞尿や死体を投げ入れることはよくあることだ。死体を入れられた井戸などもう使えるはずもない。そんな井戸が家の裏にある。はるか昔、敵に惨殺された村人が50人ほど入れられた井戸。代々言い伝えられてきたこの家裏の井戸にはそんな歴史があった。 数百年経った今でも古井戸の水は赤く染まっている。年に二度、供養のためにやってくる寺の住職はその赤い水を見て、怨念が井戸の中で渦巻いていると毎度いいながらお経をあげてい

      • ちょっと見てって🫶     創作都市伝説

        . 第7幕 野菜泥棒と仏様 息も絶え絶えに逃げる男が一人。男は野菜を盗んだことがばれ、鍬をもった農民に追いかけられていた。 「どうか、逃がしてください。お願いします。」 「ふざけるな。こっちも生き死にがかかってんだ。」 野菜を盗んだ男は捕まれば無事では済まないと懸命に逃げる。農民も生活がある、年貢がある。困窮した生活の中でなんとか食い繋いでいるなかで一つでも食料を失うわけにはいかない。絶対に捕まえてやる、と追いかける。しかし男も捕まるわけにはいかない。自分の家族を食

        • ちょっと見てって👋    創作都市伝説

          第6幕 水族館にいるイルカの涙の理由 W県のとある水族館。人気のイルカのショーでは毎週末人だかりができるほどだ。水中からの超高度のジャンプやボール遊び、輪くぐりに超高速遊泳からの客席への水飛沫。子供連れの家族やカップル、老夫婦まで老若男女が楽しめる素晴らしいショーだ。イルカが何かをするたびに観客がどよめき拍手する。どこかイルカも誇らしそうだ。しかし、老いたイルカでは次第にショーができなくなる。 ここはW県。伝統のイルカ料理ではそのイルカを使うことがあるとかないとか。 和

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        • 創作都市伝説
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          ちょっと見てって👋     創作都市伝説

          第5幕 図書館の動かない国語辞典 今のようにインターネットが普及していない時代、言葉の意味を調べるときには国語辞典を使っていた。今ではあまり使うことはないが昔の偉人の中には言葉の意味を忘れないように読み終わったページをくしゃくしゃに丸め、もう2度と読めないように口の中に放り込んで食べるといった奇行を行うものもいるほどだった。 そんな時代のとある街、多くの本が並び、老若男女が集う場所図書館。そこに大学受験を控え必死に勉学に取り組む男子高校生がいた。 彼は行きたい大学の受験に

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          ちょっと見てって🙌      【創作都市伝説】

          第4幕 無敵の八兵衛 ある田舎の村のうだつの上がらない男、八兵衛。彼の人生は失敗と挫折の連続だった。幼少の頃より親に怒鳴られ殴られ否定され何をやってもうまくはいかない。畑仕事は野菜を枯らし、非力ゆえに力仕事もままならない。ましてや戦に出て武勲などあげれようはずもなかった。多少の知恵はあれど周りのものはどうせ八兵衛が考えたことなどと笑ってまともに取り合ってくれない。親兄弟にも八兵衛に期待するものはなく、もはやいない存在として扱われていた。飯は一日に一度晩にだけ。残飯や腐ったも

          ちょっと見てって🙌      【創作都市伝説】

          ちょっと見てって✌️ 創作都市伝説

          第3幕 死なない男 古代の呪術、蠱毒(こどく)。 百虫を同じ壺で飼育し、互いに喰らわせ、最後の1匹になるまで殺し合わせる。この毒を採取して飲食物に混ぜ、人に害を加えたり、思い通りに福を得たり、富貴を図ったりする。人がこの毒に当たると、症状はさまざまであるが「一定期間のうちにその人は大抵死ぬ」 この蠱毒に着想を得たとある国のとある機関が征服した国である実験を行った。大きな穴の中に100人の男女を閉じ込め、初日は100人分の食料を、翌日には70人分を、その翌日には50人分を、

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          創作都市伝説         【永楽村の奇跡】

          第2幕 永楽村の奇跡 その村には昔からの風習で死を目前にした者に飲ませる神の奇跡と言う薬がある。なんでも、どんなに苦しそうにしていた者でも眠る様に死を迎えれるというその薬は、よその村から死を目前にした老人たちがこぞって求めるほどだと言う。 そんな薬を求めにある少年が1人、 「神の奇跡をください」。と言ってきた。 こんな少年が何故?と薬師はその少年の話を聞く。 少年の妹が父親から重度の虐待を受けており、毎日死にたい、死にたいと言っているそうだ。こんなに悲しいことがあるのか

          創作都市伝説         【永楽村の奇跡】

          ちょっと見て!!頼む🙏 創作都市伝説

          創作の都市伝説となっております。 第1幕 鐘の音が鳴る家 ある男女の2人は幼馴染で30歳までにお互い相手がいなかったら結婚しようと子供の時に言い、30歳を迎えたその日、本当に結婚したそうです。 妻は家を建てるときに特に重要視したのが土地だそうですが昔、廃屋がありそれを取り壊してから建てた家だそうです。そこは2人の思い出の場所で小さい頃2人でよくそこに忍び込んで遊んでいたそうです。 妻は言いました、「あそこであなたとおままごとしていたことがずっと忘れられなくてあなたと暮

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          初めてのnote /創作

          はじめまして。アルカニアです。 歳を重ねるごとに一年という時間の感覚がどんどん早くなっているような気がして、気づけば老いている。そんなこと思いませんか?毎日がルーティンのような日常、変わらない毎日、変化なく刺激なく。刺激がないから過ぎ去る時間も早く感じ、気づけば一年という月日が経っている。 今年はなにしたっけ? 毎年考えます。 今年はどんな一年かな? いつも同じです。 自分から何かやり出さない限り何も変わらない。 いつもとは違う1日を、 いつもとは違うひと月を、 いつ

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