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【日記】あなたは大学生の時に何を学びましたか

    「あなたは大学生の時に何を学びましたか」という質問があるとする。
    面接や他人との雑談の場でなら私はこんなことを答えるだろう。「浅くではありますが金融やマネジメントについて学びました」「会計について学んで資格も取りました」「様々な授業に出席することで、言語学、宗教学、フランス語など専門外の知識に広く触れました」「サークル活動で大人数をまとめる経験をしました」「大学入学と同時に一人暮らしを始め、生活をすることの大変さを知りました。両親にも感謝です」「バイトを通して金を稼ぐことの大変さを知りました」
(嘘は全くついていないが、聞き手が受け取る印象ほどには大したことはしていない。物は言い様)


    では、死後に閻魔大王様の前で同じ質問をされたらどうだろう。嘘や後ろめたさはすぐにバレ、即座に地獄行きとなるのだ。となると、最も自信を持って学んだと言える事を答えなければならない。
であるならば、私は「カップ焼きそばに生卵をつけて食べると美味しい事を学びました」と答えるだろう。

    カップ焼きそばと生卵の組み合わせが世間でどのくらいメジャーなのかは分からないが、自分がこれを知ったのは大学生の時だった。
    ある宅飲みの最中、先輩がカップ焼きそばを作り始めた。今食べるカップ焼きそばは美味しいだろうなと思って見ていたら、彼は生卵を器に割り入れ、箸でかき混ぜ始めた。何をしているのかと尋ねると、焼きそばを卵につけて食べるのだと先輩は答えた。
    僕からすると、今までに見たことのない光景で、目から鱗が落ちる思いだったが、先輩は「福山の田舎もんはこんなことも知らないのか」と言いたげな顔をしていた。いや、実際に言われた気もする。まあいいや。
    その場ではその焼きそばを貰わなかったが、その後家で実際に試して大ハマりし、あれから10年近くだった今でも、カップ焼きそばには生卵をつけて食べている。

    私はカップ焼きそばが好きだし、生卵も好きだ。ならばその2つを組み合わせたものが好きにならないわけがない。
    そもそもこれはすき焼き+卵の応用なのだ。濃い味のすき焼きのタレが卵と合うように、濃い味の焼きそばソースも卵と合うのだ。出来立て熱々の焼きそばを冷たい生卵にくぐらせることでうまい具合に冷えて啜りやすくなるのも加点要素である。


つまり私が何を言いたかったかっていうと、カリキュラム内の事だけでなく、思いもよらぬ事も学ぶことができるのも大学の良いところだよねって話です。(物は言い様。本当はカップ焼きそばと生卵の話がしたかっただけ)

ではまた明日。

※Clickbait的なタイトルをつけるつもりは無かったけど、これが1番しっくりきたので仕方がない。ごめんなさい。

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