遠野から早池峰へ小さな花の旅--②30年前の高山植物の記録(写真30点、植物18種)

画像1 (①のつづきです) コメツガの毬果[マツ科]Tsuga diversifolia
画像2 ナンブトラノオ [タデ科]Bistorta hayachinensis 早池峰山固有種
画像3 ナガバキタアザミ[キク科]Saussurea riederi ssp. yezoensis
画像4 同上
画像5 ナンブトウウチソウ[バラ科]Sanguisorba obtusa 早池峰山固有種
画像6 同上
画像7 イブキジャコウソウ[シソ科] Thymus serpyllum ssp, quinquecostatus
画像8 同上
画像9 ミヤマウイキョウ [セリ料] Tilingia tachiroei (田代安定氏の、の意。田代安定(1857-1928)は、日本の植物学者、民族学者、冒険家。
画像10 蛇紋岩の登山道 森林限界が低く、特有の植生が見られるのは早池峰山の特色 多彩な植物と岩のコントラストに目を奪われる
画像11 ウスユキソウ [キク科] Leontopodicum japonicum
画像12 ウスユキソウ
画像13 同上
画像14 シモツケソウ [バラ科] Filpendula multijuga
画像15 クガイソウ[オオバコ科]Veronicastrum sibiricum ssp. japonicum ①で述べたように、葉のつき方が9段になっていることから九蓋草、九階草
画像16 タマガワホトトギス [ユリ科]Tricyrtis latifolia
画像17 オオバタケシマラン[ユリ科]streptopus amplexifolius var. papillatus 葉の基部は茎を抱く。花柄に関節がある
画像18 タムラソウかノアザミか?
画像19 ヤマオダマキ[キンポウゲ科]Aquilegia buergeriana
画像20 ホタルサイコ[セリ科]Bupleurum longeradiatum ssp. sachalinense
画像21 クルマユリかコオニユリか? 葉が写っていないので判別できない。葉を写しておくべきだった。
画像22 ミヤマアキノキリンソウ[キク科]Solidago virgaurea ssp. leiocarpa, f. japonalpestris
画像23 キンロバイ[バラ科]Potentilla fruticosa と ハイマツ[マツ科]Pinus pumila
画像24 キンロバイ[バラ科]Potentilla fruticosa
画像25 ホソバツメクサ[ナデシコ料]Minuartia verna, var. japonica
画像26 タカネナデシコ[ナデシコ科]Pianthus superbus var. speciosus
画像27 同上
画像28 早池峰山は賢治も愛した名山。ハヤチネウスユキソウはその固有種を代表する美しい花ですが、私はこのとき悪天候に見舞われ、体力不足もあって中ほどで登山を諦め、泣く泣くふもとの宿で濡れた靴を乾かしたのでした。ですが、固有種3種を含め、35種ほどの高山植物に出会うことができて、とても素敵な経験だったと思います。
画像29 「おお青く展がるイーハトーボのこどもたち グリムやアンデルセンを読んでしまったら じぶんでがまのはむばきを編み 經木の白い帽子を買って この底なしの蒼い空氣の渕に立つ 巨きな菓子の塔を攀ぢよう」 宮澤賢治  (花巻市大迫町内川目 早池峰河原坊の詩碑)
画像30 お別れに、植物標本の写真を1枚お目に掛けようと思います。「エーデルワイスLeontopodium alpinum」 2年半ほど前に刊行され私も入手した本『ポール・ヴァーゼンの植物標本』(2022年7月初版、株式会社リトルモア刊)から、目が釘付けになった口絵写真です。ハヤチネウスユキソウは、日本産種のウスユキソウ中 最もエーデルワイスに似ていると言われています。ごらんくださりありがとうございました。またの出会いまで、ごきげんよう!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集