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走る整骨院の先生が教える、ランニングドリルの具体例③
こんにちは!
八王子市で整骨院を経営しております、玉置(たまおき)洋介です。
さて、この何回かはランニングドリルについてお話していますが、前回は
『ケンケンで地面からの反発する力をうまく使えるようになろう』
というものでした。
最初のものが
『いかに足を楽に持ち上げて(地面から離して)、接地する(遠くに足を出しすぎない)ようにするか?』
でしたので、この2つが完璧にできればかなりいい感じになってきます。
そして今回お教えするのが、足を上げるときにより股関節をうまく使うためのドリルになります。
それがこちら。
やり方としては膝を延ばした状態で股関節から足を上げて少しずつ前に進みます。
これをすることで『腸腰筋』と呼ばれる筋肉を刺激することができます。
腸腰筋、聞いたことある!という方も多いのではないでしょうか?
身体の奥にある筋肉で、股関節を曲げて脚を持ち上げたり、姿勢の保持に役立つ筋肉です。
太ももの前の筋肉も股関節を曲げる働きがあるのですが、そちらは単発で大きな力を出すのに優れており、持久力には乏しい短距離向きの筋肉になります。
対して腸腰筋はパワーはそこまで強くはないですが、持久力があり長距離を走るのに適した筋肉になります。
この動きがうまくできると、お腹の下(骨盤の内側?)の奥の方に力が入るのを感じられると思います。
前ももが疲れちゃう場合は、おそらく腰が下がっていたり、膝が曲がってしまっている可能性があります。
もちろん弾むときはちゃんとケンケンで意識した、地面からの反発を使いましょう。
そうすることで、引き続き地面からの反発を得る練習にも、お尻も使えるようになりますので。
お尻と腸腰筋がうまく使えるようになることが、走るときの体力の消耗を減らすことに繋がります。
ここまで動きの中での基本になるランニングドリルをひとつづつ紹介してきました。
次回からはこの動きをどう走りに生かしていくか、発展形になっていきますのでお楽しみに!