減税をすればみんな幸せになれるの?
「減税だ!減税だ!」
まるで魔法の呪文のように、減税を叫ぶ人が増えているね。山本太郎とか玉木雄一郎とか。減税すれば、手取りが増えて、みんなハッピー!確かに、聞こえはいいよね。でも、ちょっと待って。本当に減税だけで、バラ色の未来が待っているのかな?
減税を主張する人たちは、よくこう言う。「減税すれば企業は投資を増やし、雇用が拡大する!景気が良くなって、みんなハッピー!」ってね。確かに正論に聞こえるよね?
でも、現実はそんなに単純じゃない。減税によって税収が減れば、国の財政は悪化する。道路や橋などのインフラ整備、教育や医療、社会保障などの公共サービスはどうなるんだろう?もしかしたら、質が低下したり、利用料が上がったりするかもしれない。
それに、減税の効果って、本当に期待通りなのかな?過去の事例を見てみると、失敗例の方が多いんだ。例えば、1980年代のアメリカでは、レーガン大統領の大規模な減税が行われたけど、財政赤字が膨らんで経済状況は悪化し、格差が拡大してしまったんだ。
日本の現状はどうだろう?国の借金は1000兆円を超えている。少子高齢化が進み、社会保障費の増大も見込まれる。こんな状況で減税をしたら、財政はさらに悪化し、将来世代に大きな負担を押し付けることになるんじゃないかな?
「じゃあ、国債を発行すればいいじゃないか!」なんて言う人もいるよね。でも、国債は借金なんだ。将来の世代にツケを回すことになる。私たちの子供や孫に、「はい、借金返済頑張ってね!」なんて、酷い話だよね。
それに、国債を発行しすぎると、国の信用がガタ落ち。円の価値が下がって、輸入品が高くなる。海外旅行に行ったら、今までと同じ金額で、お土産が半分しか買えない!なんてことにもなりかねない。
「減税は良いこと!」と、簡単に決めつけてしまうのは危険だ。国民民主党やれいわ新選組はあたかも減税はいいことかのように言うが、そらそうだよ。だって、耳障りのいいことを言った方が人気が出るもん。
もちろん、減税が悪いわけじゃない。必要な減税もあるだろう。でも、それは、財政状況や経済状況をしっかり見極めて、慎重に進めるべきものなんだ。
減税を叫ぶ前に、ちょっと深呼吸して、冷静に考えてみよう。本当に減税は必要なのかな?他に方法はないのかな?もしかしたら、減税よりも、もっと効果的な政策があるかもしれないよ。
もしかしたら、減税よりも、税金の使い道をもっと議論する方が重要なのかもしれない。本当に必要なところに税金が使われているのか、無駄はないのかとかね。
簡単な解決策なんて、この世に存在しないんだ。魔法の呪文で、すべてが解決すると思ったら大間違いだよ。感情論やポピュリズムに流されず、しっかりと事実を理解し、論理的に考えてみよう。