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#11 失敗する姿を子どもに見せる。そこには「安心」と「大きな気付き」があった

子育てで 意識してやっていること、
やりたいこと、目指しているもの、etc.

今回は、自分なりの子育てを語ってみたい回
(語ってみ大会)にしようと思います。



■ちゃんと失敗するところを見せたい


娘の前では「ちゃんと失敗するところを見せたいな」と思っている。
結構意識してやろうとしていることだ。
わざと小さな失敗をして見せることもあるし、
失敗を怖れずやった結果、本当に失敗することもある。

娘にも怖がらずにたくさん失敗して欲しい、
「上手にしなきゃいけない」という強迫観念に
捉われて欲しくないなと 願うから。


上手にやるお手本を見せたいのが親の心理。
でも同じくらい、失敗するお手本も見せた方がいいと思う。
なんなら反面教師にしてくれてもいい。

失敗させないように先回りするよりも、
失敗したらどうなるかを経験させる。
そのあとどうすればいいのかを学ばせる。

「たくさん失敗しなさい」と言ったって、
誰だって嫌だ。嫌なもんは嫌だ。

「失敗しても大丈夫なんだ」
「最初からできなくても問題ない」と思わせて
失敗のハードルを下げてやることが、
親の役目なんじゃないかな?


■僕の失敗も、娘の役に立つのなら


わざと間違えて見せるもので言うと、
言い間違えるとか、勘違いして間違えるとか、
毎回うまくやらず 失敗を挟むようにしたりする。
(いつも笑ってくれる)
間違えたフリをする…
いわゆる「道化」を演じるということにも近いかな。

まぁ わざとやらなくても、不器用なので、
そもそもうまくできないことが多いけど…。

失敗のうちには入らないけど、試行錯誤してる
(なかなか上手くいかない)ところも
できるだけ見せるようにしている。
(見守りつつ、がんばって!と言ってくれる)

本気の失敗だと、
バスに乗り遅れてタクシーを使ったとか、
スライサーで指をケガしたとか、
忘れ物をして何回も取りに戻るとか…。
まぁ大小様々ありました。
(単純に僕のミスや不注意)


そこで取り繕うのではなく、
間違えた、失敗した、ということを
ちゃんと認める。
悔しがるとか、謝るとか、表現もする。
それを心掛けてる。

その方が娘のためになると信じて。
僕の失敗も、娘の役に立つのなら嬉しいなと思う。


■子どもにとっての 安心になる


子どもにとって、
「安心」はとても大事なことだと思ってる。

僕が親として掲げている目標があって、
それは「子どもの安心になること」
僕は娘にとっての「安心」という存在になりたい。
娘が生まれてからは それを目指している。

「失敗する姿を見せる」という考え方は、
「安心になる」ための 具体的な手段のひとつだ。


娘は、そんな父の失敗を馬鹿にしたりはしない。
「大丈夫?」と心配してくれたり、
「間違えてもいいんだよ」と励ましてくれたり
(笑)
面白がってゲラゲラ笑ってくれたりするから、
僕も安心して失敗する姿を見せられる。


ん?
娘に安心を与えようとしてやってるのに、
僕も娘から安心を与えてもらっていたようだ。

なんという好循環!

(やっぱり、安心って いいね)


■安心は、格好つける必要がないということ


書きながら、気付きがあって驚いた。

図らずも
「失敗する姿も娘に見せる」というのは、
父である僕にとっても得るものがあったみたいだ。


僕だって、できれば上手にやりたいし、
失敗はなるべくしたくない。間違えたら落ち込む。
失敗する姿はもちろん、
試行錯誤してるところだって 他人に見られたくない。
本来の僕は そんな人間だ。

そんな僕も、娘の前では格好つけないでいられる。
失敗を馬鹿にしたり否定したりしない、娘のおかげだろうな。

知らぬ間に、
ダメな自分、不器用な自分も「自己開示」する
ということを、
僕も少しずつ経験できていたんだなぁ。


さらに不思議なことに、
できるなら「完璧」でありたいと願っている僕が、
娘に対してだけは、
むしろ「不完全さ」を見せたいと思っている…

つまり、娘の前では
自分の不完全さを肯定できているってこと?
悪いものだなんて思ってないってこと?

これは雷に撃たれたくらいの衝撃、
個人的にはそれくらい大きな気付きだった。

子育てって不思議で、なんだか面白い。


■安心できる場所を求めて


子どもにとって「安心」がとても大事だ。
と先ほど書いたけど、
大人にとっても、誰にとっても、
「安心」があるかないかは とても重要なこと。



noteで発信を始めたとき、
ここが安心していられる場所だといいなと思った。
安心して 自分らしさを発信できたらいいし、
安心できる人たちと出会えたらいいなと思ってる。


投稿の中で、僕の頭の中や感情を
少しずつ大公開してしまってる訳だけど、
怖さからまだブレーキをかけている部分は多い。

そんな「心のハードル」については、
いつか記事にできたらいいな…とは思ってる。
けど、さて、できるだろうか?


おわり。

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