#28 ぼくはきろくま(目指すゴールはない)
僕は、自分が「記録魔」だと自認している。
写真を撮ったり、日記をつけたりしてる他にも、
感じたことや考えたことは、忘れたくないので、
大体メモする。したくなる。
良く言えば、マメな性格。
悪くは…言わないでおこう(笑。
記録魔シリーズの一環で、
家で自炊したときは、作った料理の写真を撮って
メモ付きで保存してたりもする。
「ごはんの記録」を始めた動機は、
以前作って美味しかったおかずを
また作ろうと思ったときのために…だった。
毎回、その都度の思いつきと 目分量で作る
「名もなき料理」だから 基本的に再現不可。
前に作った「アレ」とリクエストされても、
絶対に憶えてないんだもん。
なので、簡単な作り方のメモも添えて。
あとは、何を作るか困ったときのネタ帳として、
あると助かるかなぁと思って、記録し始めた。
そんなこんなで始めた記録は、
少しずつ形を変えながら ゆるく続いている。
初めは「使った食材」や「調味料」、「作り方」が
メモの主な内容だったのだが、
失敗した前回からのリベンジ内容や、
アレンジを変えてみたこと、
美味しかったからまた作ろう!という感想、
娘が気に入っておかわりしてくれたこととか、
今日は反応が悪いな…とか、
苦手なものを完食してくれた!という
そのメニューに関するエピソードだったり、
同じメニューばかり多用してることや、
手抜きが続いたことへのツッコミもする(笑。
だんだん何でもアリになってきて、
昼ごはんを「すし太郎」にした理由や、
本当は入れるつもりだった「にんじん」を諦めた報告、
「きゅうり」を使ってしまいたかった事情、
困ったときは「カレー」だよね!とか、
切り札を使ってしまうと次の日に困るな…とか、
「オイスターソース」を切らしてて
味付けを無理矢理変えたこととか、
「冷凍食品」が続いたことの言い訳とか…。
全くまとまりがない。
「感想」と「エピソード」に加えて、
食べてくれる娘に対する「思い」や、
数多くの「言い訳」と「反省」、
どうでもいい「無駄話」も入り乱れ、
もはや 単なるメモ以上の記録。
「自炊」をテーマにした日記になってるような
気がしてきたぞ。
この記録も、日記と同じで、
実はそんなに読み返していない。
積み重なって量が多くなり過ぎると、
却って見返さないことも経験して 分かってきた。
だから、「いつか何かの役に立つ」ことも
有るのか無いの分からないけれど、
これはこれで 書いていて楽しいから今はOK。
いつか成長した娘が読んだら、
面白いと思ってくれるかな?
…くらいの非現実的な想像は、たまにする。
ただし、自炊を頑張って何品も作ると、
必然的にメモの数、分量が増え、
書くのが大変になるというジレンマ(笑。
自分で自分の首を絞めるとはこのこと!
始めたからには きっちりやりたい性格も
困ったものだけど、
そうでなければ とっくにやめてるだろうし、
「ゆるくてもいいか」っていう
反対の価値観も取り入れて、変化しながら、
程よいバランスを身につける「成長の機会」にも
できている気がする。
続けるのも、やめるのも、活動休止するのも
全部自由。好きなように選べばいい。
今日も 己の気の向くままに
そんな風に付き合える、趣味でも、習慣でも、
なにかしらを持っておくのは 悪くないと思う。
今は、
小さなこともコツコツ積み重ねれば、
(読み返すのも面倒なほどの 笑)
しっかりしたコンテンツになるのでは?という、
ある意味 実験的な思いもあって続けてる。
だからゴールは特にない。
続けてみることが目標。
ゴールがあって、そこから逆算をして、
必要ならばマイルストーンを設定し、
最短距離で進むのもいいけれど、
そんなことを全く考えない、
「どこに辿り着くのか分からない歩き方」を
してみるのもいいもんだ。
まぁ、どこかには辿り着けるさ。
おわり。