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夜のスマホは魔物

タイムリープをよく経験します。

0時には布団で横になったはずなのにふと時計を見ると短針が2時を指していたりします。おかしいなあ、なんて首を傾げながら消えてしまった時をよく偲びます。

たいてい、そういう時は魔物の仕業です。

魔物はどこからともなくやってきて、強烈な光でぼくの網膜を焼き、あっというまに眠気をうばってしまうのです。しかもそいつは眠気がなくなると出現頻度があがります。眠気をうばい、さらにそれによってまた出てくるという悪循環を生みだしやがるのです。

けれど、結局はその魔物を受け入れているのは自分なんだよな、とも思ったりします。

明日は早く起きなきゃなのに、睡眠時間が減ってしまうのに、わかっているはずなのに、魔物を自ら呼び寄せてしまうのです。あたまではよくないと思っているのに、ついつい魔物と仲良くしてしまうんですね。ふと思うと、ぼくの日常にはいろんな魔物がいることに気が付きます。期限ぎりぎりな大学のレポート、読まないのに買ってほこりをかぶっている本、誰かと交わした約束、いろんな魔物があちこちにいて、ぼくを苦しめてきます。

でもまあ、そいつらを「魔物」へ仕立て上げたのは、やっぱり自分なんですけどね。そもそも魔物が生まれないように努力をすることが大事なんだ、と思いつつ、それができる人間ならこんな状況になっていないわけです。

今日はもう遅いから、明日から魔物どもを退治しようと思います。明日の自分よ、がんばってくれ。

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