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【随想】「チカラを抜く」ことについて
日常生活でもスポーツでも、あらゆる場面で「チカラを抜く」ことは大事だと思います。
しかし、「チカラを抜く」という身体の操作はなかなか難しいです。
いざ「チカラを抜こう」とすると、「だらしない」の方向になり、うまく行きません。
まるで、「シロクマのことを考えるな。と言われるとシロクマが思い浮かぶ。」という話に似ています。
意識したが故に悪い方向に向かってしまうイメージです。
他にも、「無いことは証明できない」などとよく言われますし、
「休み方」も、寝てれば良いというものでもなく、意外と難しいです。
「軍隊式の睡眠導入法」というのをネットで見かけました。
20秒間全身にチカラをギューッと入れ続ける。それから脱力すると眠りに落ちやすい。とのこと。
脱力に至るには、その反対のフェーズを挟めばできるというアプローチです。
このように、オンよりオフの方が難しい事例は探せばそこら中に転がっています。
颯爽とした人や飄々とした人を見るとカッコいいなあと思います。
そういう人は乗っている車も持っている物も服装も力みがありません。
皆が所ジョージさんに憧れるのはそういう部分なのかも知れません。
そういう人には「芯」があると思います。
そう考えると案外、「チカラを抜く」ということは、「自分の入れたい所にチカラを入れる」とほぼ同義のような気がしてきます。
結局、「やりたいことやったもん勝ち」とは言い得て妙で、100%勇気が湧いて来ます。
という事で少し早いですが、
私の来年の目標は「よく学びよく遊べ」にします。
(終わり)
よく学びよく遊べ
学ぶときは一生懸命学び、遊ぶときは思いきり遊びなさい。よく遊びよく学べ。
[解説] 英語のことわざのWork while you work, play while you play.の翻訳。明治前期にアメリカから入り、明治三〇年代からは修身や国語の教科書でも教えられていました。