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【随想】「学ぶ」大切さ

「学ぶ」は「まねぶ」が語源と言われている。師匠のマネをするみたいなことである。
そして、いずれは免許皆伝し、そこから自分流を考えはじめる。
そこから出て来た新しい考え方を「型破り」という。
それに対して、基礎を学ばずに自分流でやる人を「型なし」という。

日本の教育は「考える力」が課題だと言われて久しいが、昭和の詰め込み教育で育った私たちの世代は確かに丸暗記が多かったような気がする。
従って、丸暗記したものを使って、恐らくこうじゃないかと組み立てて考えをまとめる。
そう考えると、そもそも考える材料がないと考える力を発揮することもできず、丸暗記さえしなかった場合は少ない材料で考えざるを得ないため「型なし」になるしかない。
基礎的な知識はやはり必要であり、
特に、理屈で物事を考える習慣が大切だと思う。
とはいえ、理屈で考えるのが苦手な人もいる。
そういう人は帰納法的なアプローチで思考せざるを得ないので、余計に考える材料が必要ということになる。
だから、とにかく数多く学ぶということも間違いではない。
理想は、丸暗記ではなく、理屈でしっかり土台を固めた知識をつけるのが最も効率的だ。

何を長々と書いているかというと、電気工事士の勉強をしていてオームの法則を丸暗記しただけの昔の自分に向けて書いているのである。

生きた勉強を!

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