【コンサータの副作用:体重減少について】発達障害を抱える私のnote
コンサータはADHD特有の多動性、衝動性、不注意を全般的に抑制する効果がある治療薬です。個人差と日によるバラツキはありますが、効果は概ね10時間ほど維持されます。
私が服用する際に医師から説明を受けた内容は、以下です。
前提:コンサータとは
・出勤前に1錠服薬することで、勤務中は効果が続く(8時間以上は続く)
・1錠で効果が足りない場合は、一回の服用量を2錠に増やしてもいい
・飲み始めは身体が慣れるまでは、副作用として食欲が減ることや疲れが出やすくなる
・食欲が減り過ぎる場合は、土日は服用を休止し平日の間のみにすること
・昼間の10時以降は服用しないこと(夜に寝られなくなるため)
・食欲の減少以外にも副作用が出る場合があり、その場合は違う薬を試す選択肢もあるので、相談して欲しいこと
・集中力が高まる事で、頑張り過ぎてしまう人が多いため、意識して仕事量をセーブすること
・ADHD治療薬の中でも比較的新しい薬剤で、他の治療薬よりも副作用や依存性が少ないこと
・服用した全員に効果が出るわけではなく、飲んでも効果が感じられない人がいること
・保険適用でも1ヶ月分が4000円と高額なため、自立支援医療制度の活用を推奨(高額な理由はジェネリック版がなく、流通量が制限されているため)
これら一連の説明を受け、服用を開始しました。
(この間に自立支援医療制度利用の手続きをしています。手続きの方法については、また別の機会に記事にしようと思います)
効果
服用を開始して2日ほどで効果がハッキリと感じられるようになりました。
プラスの効果については、沢山あるのでまた別の記事に詳細を書きますが、
・物忘れが減った
・勤務中、じっとしていられるようになった
・集中力が格段に上がった
・身体が少し疲れにくくなった
上記の内容を実感出来ました。
服用の効果としては十分ですし、試して良かったと思います。
ただこのようなプラスの効果がある反面、副作用に困る瞬間もありました。
コンサータの副作用
私が体感した副作用は以下です。
・服用1年継続後、体重が激減
・食欲が減った、すぐにお腹がいっぱいになる
・服用開始後1ヶ月ほどは、薬の効果が切れた後に反動で疲れが出てしまい、死んだように眠る日々を過ごした
医師から説明を受けていたとは言え、最初はしんどかったです。
服用を始めて1ヶ月間は特に副作用が強く、薬の効果が切れた後に身体が怠くて動けない、夜に食欲が一切湧かない、昼も量が食べられないという状態で慣れるまでは苦労しました。
ただし服用し始めて1ヶ月を越えたあたりから徐々に疲れと怠さは改善し、服用中も食欲が出るようになり、3食きちんと食べられる程度に回復しました。
課題
ただ現在も、体重の減少については継続しています。
コンサータ服用前が身長154㎝ 体重43kgだったのですが、1年服用を継続後、体重39kgまで落ちてしまいました。(健康診断で判明)
毎日3食食事を摂り、間食もして、たまに外食もしていますが体重は変わらず。
ストレスが急に強まったこともないので、原因は確実にコンサータです。
おそらく、元々の痩せやすい体質(遺伝)がある上に、コンサータで日常的に食欲が抑制された状態が続き、土日の休薬期間で食欲が戻っても取り返せずに体重が少しずつ減少したのだと思います。
対策
私が医師からのアドバイスも参考に実践しているのは下記です。
①食べられる時に多めに食べて栄養を摂取すること
②間食にはカロリーメイトやチーズなどの栄養価の高いものを選び、特に夏場はゼリーでさらっと摂取出来るものを活用すること
③食事の回数を増やしてこまめに食べること
①について、ご飯を一口でも多く食べる、おかずを少し多めに作って食べる、余裕がある時は品数を増やすことを実践しています。
これにより、普段の食事で摂るカロリー数を増やしています。(沢山食べられない日があることを前提に)
②について、私は意識をしていないとアイスやお菓子などの甘い食べ物を選びがちなので、これらを選ぶことにより健康に配慮するようにしています。(特に夜は)
③について、一度の食事では必要な量が食べられないので、間食含めて1日4〜5食を意識しています。
以上が対策の中身です。
コンサータによる食欲不振、体重減少が気になる方には参考にしていただきたいです。
コンサータはADHD特性を持つ方にとって、得られる効果の大変大きな薬です。
ただ副作用もありますし、場合によっては他の薬を服用することを医師に相談してもいいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
それでは、また次の記事で。