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あんたのお好きな映画はなぁに?

皆さんは映画をどれくらい観ますか?
年に2・3本?月に1本?週単位?
それとも毎日見ないと落ち着きにならない?
まあ見る頻度よりもお好きな映画について各自各々が1本でもありゃいいってもんじゃないですからに。
0よしかは1のほうがいいじゃありませんか

まぁそんなことよりも映画を愛する者の端くれの一人であるワタクシの独り言でもどうぞ聞いといてくださいな。ワタクシも大好きな映画がいくつかあるもんで

よろしければ皆さんの好きな映画をコメント欄にお書きになってください。できればその映画の感想も一緒に。


オールタイムベスト3とその簡易コメント

第1位『ベニスに死す』(1970)

これ程までに美の残酷さ・尊さ・気品さ・残忍さを画面に収められた映画がありますかね?
タジオ少年の禍々しい位の美しさを目の当たりにしてしまった音楽家アシェンバッハは美に己の身はおろか、ベニスの街、或いは画面を超えて我々を生贄に捧げ、ベニスの砂浜で美と共に永遠となる…

2位『HANA-BI』(1997)/『ソナチネ』(1994)

同じ北野武監督の作品であり両作品とも甲乙つけ難く、時期にもよって個人的な評価が変わるので同率2位ということにしました。やはりフィルムの北野武の魔力というか存在感は凄まじいですね。『ソナチネ』では同じ人間の赤い血が流れてるとは到底思えないような村川のあの笑顔と『HANA-BI』のサングラスを掛けた西の底無し沼のような寂しさだけでもこの映画は観る価値がありますよ。

第3位『雨に唄えば』(1952)

「映画らしい映画って何?」と聞かれたら迷わずこの映画と答えるでしょう。画面いっぱい・フィルムいっぱい・キャメラいっぱいに踊りの楽しさ、美しさが滲み出ていて、あの有名な雨の中をピッチピッチとチャップチャップとタップダンスしているシーンを感動しないひとがいるんでしょうか?

映画の世界にいざなってくれた特別な作品3選

次の3作品はワタクシを映画の面白さに導いてくれでて、自分の映画感を形成したとても自分にとって思い入れの強い作品群です

1つ目『キカ』(1993)

見たときにびっくりしましたよ。こんなギラギラとした映画あるなんてと。もう、とにかく出てくる人間、出てくる人間が基◯外でそれに加えて原色をふんだんに使ったあのアートチックな画面にもうワタクシは【映画ってのは如何に基◯外を格好良く、華麗に、ユーモラスに撮れるかの勝負なんだ】ということにに気付いた作品です。

2つ目『Shall weダンス?』(1996)

映画の”画”の美しさを教えてくれた作品です。画面上に出てくるお茶目さ、仕草の可愛さがダンスのエレガンスさに見事に合わさっている他、杉山が雨の中を公園で練習しているシーンのショットにイカヅチに打たれたかの衝撃でした。

3つ目『未来世紀ブラジル』(1985)

先ほど紹介した2作品で衝撃を受けたワタクシにとどめの一撃を加えられた作品です。無様なほどに管理されたディストピアという基◯外な状況に今見ても色褪せない圧迫感のあるショットの数々…主題歌の陽気さがこの映画をより一層狂気に仕立て上げています。

最後に


いずれも紹介した作品はどれも私にとって鳥肌級の感動とショックを与えてくれた作品であり、見終わったあとにくる映画はなんて素晴らしいんだという感情は何回味わっても飽きることはないでしょう。
皆さんもそういった作品が一つはあるんじゃないでしょうか?

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