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作品紹介:「コーディネーターはスワンボートに乗って」という物語について

管理人の十日夜です。
今回は、長編ファンタジー小説「コーディネーターはスワンボートに乗って」を紹介いたします。

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作家陣いわく「自分探しの旅を異世界で実行したらこんな感じになりました」とのこと。

書き始めたきっかけは「マイノリティとか多様性とか、なんだかんだいうけれど、人間はみんなそれぞれ唯一無二で、人生とは自分以外の誰かと出会い、闘い、助け合い、自分の心地良い居場所を見つける旅なのではないか」という思いが芽生えたから、だったそうです。

この物語では、「母語の異なる人々の間での意思伝達を目的とする国際補助語」として創られたエスペラント語と、現在の世界共通語とされている英語がサブタイトルに用いられています(最終章は日本語&エスペラント語)。

言語の違いによる相手への警戒や、交流の壁、「伝えたいことがうまく伝わらないもどかしさ」のようなものを、視覚的に表現してみたらそうなった、のだそうです。実際サブタイトルを見て、すっと理解できる方は少ないのかなと(管理人が日本語オンリーの人間だからそう思うのかも……)

翻訳は下記一覧参照

書き始めた時から「こんな風に終わりたい」がずっと頭の中にあり、それに向かって自然と物語が繋がっていく様子は、「自分が書いているのに自分が書いているのではない」ような感覚だったそうです。

2023年のnote創作大賞に応募する際に全編読み返した時には「プロットを作って書いたものより筋が通っている。いつもこんな風に書けたらいいのに」と当時の自分を羨ましく思ったそうです。

この物語を書くにあたってテーマソングを決めています。
▼ THE PINBALLS「ひとりぼっちのジョージ」

「こんな風に終わりたい」は「ラストシーンでこの曲が流れる」だったそうで「この曲がなかったら、この物語は生まれていない」と言っていました。書き出したいけれど具体的な世界が見えてこない時に、この曲が収録されたアルバムがリリースされ、「これだ!」とすぐに世界観が決まったそうです。

以下は、物語の話よりTHE PINBALLSの話にアツくなりそうな作家陣より、メッセージです。

壮大なハイファンタジーではないし、オレだけが強い!!! みたいな爽快感もないけれど、少しだけ日常から離れて、魂だけでもどっか行きたいなぁという願望がある方、マガジン投稿数105話という割と(結構?)長めの物語ですが、3日に1話読んでも1年あれば読み終わりますので、の~~~んびりと読書を楽しんでもらえたら幸いです

以上、「コーディネーターはスワンボートに乗って」という物語の紹介でした。興味が湧いた方は、下記リンク先へ! よろしくお願いいたします。


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